骨・関節サポートは、カルシウム、グルコサミン、コンドロイチンなどを主成分として、
骨形成や関節痛対策を訴求する健康食品、シリーズサプリメントを対象とした。
カルシウムは、不足している必須ミネラル成分として認知度が高い。
また、近年では中高年層の関節痛対策として、グルコサミン、コンドロイチン含有商品
の需要開拓が進み、注目度の高い市場となっている。
2010年の市場は、前年比16.9%増の428億円で、2年連続の2桁成長となった。
2011年も、前年比11.2%増の476億円が見込まれる。人気商品へ需要が集中する傾向が
強まっているものの、今後、参入企業の更なる増加や既存ブランドの積極的な展開が
考えられ、関節痛対策の予防需要も開拓することで、2012年の市場は500億円を上回る
と予測される。
成分別に見ると、グルコサミンが市場の75%を占めており(2010年)、旺盛な需要と
参入企業の積極的な展開で2012年には80%超が予測される。
一方、カルシウムは乳製品など食品による接取の定着やグルコサミンへの需要流出で
減少していく見通しである。
「H・Bフーズマーケティング便覧 2012 No.2 機能志向食品編」
株式会社富士経済
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/12007.html