サンダーバードで不意にアップデートしてしまった場合、アップデート前の状態へ戻せる可能性
があります。
本来、データの仕組み上、アップグレード後のままが好ましい
です。
アドインが動作しなくなった等、致命的な理由がある場合のみダウングレードをご検討ください。
以下の使用状況ですと、状態良く前の状態へ戻ると予測します。
・アップデート直後に作業する
・メッセージフィルターやアドイン等の追加設定が少ない
・フォルダやメッセージの数量が多くない
・アドレス帳はリスト分けしていない
今回のテスト環境は、
・Windows10 Pro 64bit バージョン1909
・アップグレード前のサンダーバード バージョン 68.12.1(32ビット)
・アップグレード後のサンダーバード バージョン 78.5(32ビット)
です。
ではダウングレード作業を進めます。
細かな操作方法は割愛しますので、ググっ
てください、すみません。
(1)作業前にサンダーバードのデータをバックアップしておくのがベストです。
(2)アドレス帳もバックアップしておきます。
ダウングレード後はアドレス帳が消えます。
エクスポートしてバックアップします。
エクスポートのファイルの種類はLDIFがベストだと思います。
(3)以下よりアップグレード前のサンダーバード バージョンのインストーラを入手します。
↓今回の場合、アップグレード前のサンダーバード バージョン 68.12.1(32ビット)です。
↓アップグレード前のバージョンは「更新履歴」で確認できます。
(4)現状のサンダーバードをアンインストールします。
(5)入手したアップグレード前のサンダーバード バージョンをインストールします。
↓「今すぐ Mozilla Thunderbird を起動」にチェックは外して「完了」してください。
↓この時点でサンダーバードを起動しますと「Thunderbird の古いバージョンを実行しています」というウィンドウが表示されます。
必ず「終了」を押してください。
(6)32ビットのサンダーバードで、デフォルトの場所にインストールしている場合、以下のバッチファイルを実行してください。
thunderbird_dg_kido1.bat 524B/無料/フリー/自己責任で
/ Windows10(32bit/64bit)のみ対応
→「Windows によって PC が保護されました」と表示されても「詳細情報」→「実行」
→「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」
→サンダーバード起動、閉じると以下のウィンドウが表示されますが、閉じてOKです。
↓上記バッチファイルを使用しないでご自身で実行する場合は、管理者権限でコマンドラインをご使用ください。
サンダーバードのプログラムに以下のオプションを付けて実行してください。
「--allow-downgrade」
入力例)
(7)アカウントやメッセージ、フォルダは前の状態へ戻ったと思います。
(8)アドレス帳は消えていますので、バックアップからインポートしてください。
(9)次回からサンダーバード起動は、通常のショートカットを使用ください。
アップグレード前のバックアップデータがあれば大方完璧なダウングレードも可能です。
アドレス帳も消えないので復旧作業も簡単です。
(今回はこの方法は説明しないです)
本ブログで問題解決できましたら、是非以下ご検討くださいm(__)m