”高所作業車のキャタピラ交換”
こんにちは！
静岡農機情報センターの中村です。
移動中にキャタピラが外れてしまった
高所作業車の修理をしています。
ハウスの組み立てをしているお客様の
機械です。
オーナーさまがご自分でキャタピラをつけて
調整しようとしたら、調整用のボルトが
動かなくなって、、、
緩めることも締めることもできなく
なって、、、
ついにはボルトがねじ曲がってしまいました。
「これ直りますか・・・これだけのために
機械を変えるのも勿体無いので、
直せるのなら直して欲しいです・・・」
と相談がありました。
キャタピラにもひび割れ、コマの磨耗など
痛みがあるので交換することになりました。
さて、どうしよう。
ボルトは確かに動かない。右にも左にも
回らずボルトがひん曲がるだけ。
「うーん」としばらくの間、機械の横で
しゃがんだまま悩みました。
最悪はナットの部分を切断して、新しい
ナットを溶接してつけようと考えました。
でもその前に、一つ試してみたいアイディアが
「ピコン！」と浮かびました。
何をしたかは、、、秘密。
ボルトが外れました。
見事にボルトのネジ山はつぶれていますが、
ナット側のネジ山は修正で対応できそうです。
タップを用意してネジを切り直しました。
ボルト、ロック用のナットも新品を用意して
交換します。
農機具は色々なメーカーと種類があるので
同じ修理をすることが、ほぼありません。
毎日が勉強とアイディア出しの連続。
でもそれが、ノウハウの蓄積になり、
やりがいになります。
ボルト一つ外すにしても、
人によって色んなやり方があり
正解はありません。
他の人には簡単に真似できない仕事
だからこそ面白いんです。
困っている人の役に立つことができる。
喜ばれながらスキルアップができる。
それが私たちの仕事です。
静岡農機情報センター
中村真也
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