取り組みに感動しました | 西野修平【大阪府議会議員】のブログ

西野修平【大阪府議会議員】のブログ

大阪府議会議員です。関大一高、関大、富士通でアメフトやってました。映画『鬼ガール‼︎』(2020年全国公開)のゼネラルプロデューサーで地域活性化も。アメブロはなるべく普段着で、、と思いつつ真面目なのが多いです、、苦笑
【毎議会、新提案。】

ハッキリ言って、取り組みに感動しました。

昨日は飛騨市の「学校作業療法室」導入の取り組みを行政調査。現場の飛騨市立古川小学校でレクチャーを受けました。

人口は約2万2千人ほどの飛騨市。人口減少が激しく、少子高齢化のスピードも早く、あえて"人口減少先進地"に位置付けて、教育と福祉の連携を施策の「真ん中」に据えたまちづくりを展開。

飛騨市では「障がい」を「自分のやりたいことを、やりたいように出来ないこと」と定義し、「作業遂行障がい」としています。

同市のこだわりポイントは、心身の特性を「専門的」な視点で捉え、必要な支援を見立ててアプローチ。
そして、医療系専門家が随時関われる支援体制を構築しています。

6小学校・3中学校のすべてに「学校作業療法室」を設置し、誰でも(子どもだけでなく、親や教師も)相談できる体制が整備されています。

「作戦マン」と名付けられたセラピスト(かなりキャラクター化されています笑)が、障がいの有る無しにかかわらず、どんな悩みでも受け止めて、その課題解決に向けた「作戦」を練るのです。

この取り組みを始めて2年目、校長先生曰く、「子どもたちが自ら考えて行動することが増えてきた」とのこと。

他にも、福祉の総合的な支援部署「総合福祉課」が設置され、「ふらっと」と名付けられた支援センターを設置。
作業療法士だけでなく、言語聴覚士、臨床心理士、児童精神科医、助産師など、スキルのある専門家による「顧問的な集団」が形成され、すべての子どもや親の不安解消にむけた支援が行われています。

障がい支援を「サービス」ではなく、子どもの「特性を伸ばす」という視点で制度設計。
医療ケア的には「障がい」と認定されるとしても、生活ケア的にはウェルビーイングが基準に。

抱える課題は大阪も河内長野も同じ。
声を上げていきます。





#飛騨市 
#学校作業療法室
#教育と福祉の連携