恋し浜駅【岩手県】(三陸鉄道リアス線。2014年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【簡易版】』コーナーは、
岩手県南東部三陸地方、大船渡市東部のリアス式海岸沿いに形成された漁村・小石浜地区にある三陸鉄道リアス線の駅で、元々は「小石浜駅」でしたが、震災前2009年に現駅名へと変更された、
恋し浜駅 (こいしはまえき。KOISHIHAMA Station) です。
 
尚、写真は2014年の三陸鉄道南リアス線時代に訪問した時のものです。
現在は路線名など変化が生じています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
恋し浜駅 【愛称:愛の磯辺】 (駅番号なし)        
 
所在地  
岩手県大船渡市 (旧・気仙郡三陸町)          
 
乗車可能路線  
三陸鉄道:リアス線 (旧・南リアス線)        
 
隣の駅  
盛方………綾里駅      
久慈方……甫嶺駅         
  
訪問・撮影時  
2014年8月  
  
 

恋し浜駅は高台にある盛土高架駅です。無人駅で、駅舎はありません。
階段で直接ホームにアクセスする形ですが、南側の公共施設とホームを結ぶスロープが設置されているため、バリアフリー対応です。
出入口に小さな駅前広場があり、公衆トイレが併設されています。
 
駅前はリアス式海岸の越喜来湾(おきらいわん)沿いに開けた小さな農村で、民家が点在しています。湾沿いには小石浜港があります。
 
 

 

ホーム中ほどにある待合室です。駅舎の代わりとして機能しています。
 
 

待合室の内部です。
ホタテ貝を絵馬として吊るす「ホタテ貝の絵馬掛け」が行われています(Wikipediaの本文を引用)。
 
 

駅名標です。イラスト入りです。
1985年の開業以来「小石浜駅」でしたが、震災前の2009年7月20日に地元の小石浜地区で直販されているホタテブランド「恋し浜」にちなんで駅名を、読みが同じ恋し浜駅に変更しました(Wikipediaの本文を引用)。
上部に駅の愛称である「愛の磯辺」が書かれています。
 
 

ホームには、1985年の小石浜駅開業を祝う短歌も掲載されています。
 
 

駅名標の右隣には2010年11月13日に観光案内看板の枠を活用して「幸せの鐘」が設置され、この「幸せの鐘」にはバラの新品種「恋し浜」・きらめく星・翼をもつ天使をモチーフとしたステンレス製の透かし彫りがあしらわれています(Wikipediaの本文を引用)。
恋し浜駅は震災前に整備されましたが、2011年に東日本大震災が発生し、高台にある駅自体は津波を免れたものの、南リアス線(当時)の各所で被災したため2年間の運休を余儀なくされました。
 
 

 

恋し浜駅は単式ホーム1面1線で、ホーム幅が狭く、有効長は短いです。上屋がありません。
上写真は釜石方・久慈方を、下写真は車内より盛方を望む。
 
 

盛方を望む。左手は2014年夏時点で工事中だったバリアフリー出入口です。
この先、針路を西寄りに変えてリアス式海岸の半島付け根をトンネル主体で走り、盛駅を目指します。
 
 

釜石方・久慈方を望む。
この先、リアス式海岸の沿岸や半島付け根部分をトンネル主体で直線的に北上し、釜石駅を目指します。
    
   
あとがき  
下車(乗車)時・・・2014年             
  
鉄路のみで    
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復不可 
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・なし     
飲食チェーン店・・・なし    
 
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、
三陸鉄道リアス線を乗り鉄の際はぜひ一度は恋し浜駅でも途中下車してみて下さい!
また、恋し浜駅をご訪問の際はぜひ三陸鉄道リアス線をご利用になり、駅も観察してみて下さい!
  
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)