このコーナーでは今まで乗車・撮影した列車・車両・塗色の中で、今では見られないモノを紹介いたします。
第17回目は、国鉄時代に大量生産された急行形気動車キハ58系のうち、
JR東日本の盛岡地区で2007年まで活躍していた盛岡色です。
民営化直後に白地に赤帯の盛岡色へと変更されました。
2000年代に入ると、一部が国鉄急行色へ復元されましたが、多くが盛岡色のまま残りました。
山田線・岩泉線・花輪線を中心に活躍していましたが、
水郡線へのE130系気動車投入に伴い、余剰となったキハ110系が盛岡地区へ転出することになり、
老朽化した盛岡地区のキハ58系は原形をとどめないジョイフルトレイン「Kenji」を除き、先輩のキハ52形ともども全車引退しました。
冒頭の写真は前面窓にパノラミックウィンドウを採用した後期形ですが、
こちらは前面窓が従来型です。