第1528回('22) 近鉄山田線の全駅を制覇!       | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2022年10月8日、スポーツの日絡みの三連休は長距離旅行を計画していましたが、後2日に天気が崩れるとの予報だったので、仕方なく初日のみに縮小、行先も変更して、日帰りで乗り鉄・降り鉄旅行へ出かけました。目的地は三重県でした。
大阪~三重県間は行きも帰りも近鉄特急を利用しました。地元の兵庫県加古川市と大阪の間はJR線を利用しました。
 
今回は中盤の内容です。
上ノ庄駅訪問をもってJR名松線の全駅制覇後、徒歩で近鉄の松ヶ崎駅へ移動しました。
松ヶ崎駅からは近鉄山田線の未訪問駅を片っ端から降り鉄していき(と言っても数駅ですが…)、明星駅下車をもちまして近鉄山田線の全駅を制覇できました。
全駅制覇後は近鉄鳥羽線の駅も訪問すべくさらに東へ歩を進め、両路線の境界駅となる宇治山田駅にも12年ぶりに下車しました。
  
今回の日程  2022年10月8日  (土)   【その2】     
  
松ヶ崎1130(近鉄山田線)1140東松阪1213(普通)1216櫛田1238(普通)1240漕代1252(徒歩)1320斎宮1344(普通)1347明星1427(普通)1439宇治山田        
  
【その3へ続く】        
   
名松線・上ノ庄駅から近鉄山田線・松ヶ崎駅まで2.4kmほど歩いてきました。ギリギリの行程でしたが、何とか松ヶ崎駅11時30分発の普通・賢島行きに間に合いました。『ICOCA』で入場し、先ほどまで小走りを交えて歩いていたため息切れ汗だく状態で賢島行きに乗車しました。
 
 


車両はワンマン対応の1259系2連で、私は後部車両のロングシートに腰掛けました。半分ほどの座席が埋まっていました。乗客が多いとは言えないですが、やはり名松線よりは多いです。道中は水分補給をしながら車窓風景を眺めました。1駅目の松阪駅では急行を待避するため長時間停車しました。大半の乗客が下車しましたが、急行からの乗継客がそれ以上に多く、普通電車はほぼ満席になりました。急行は松阪駅~伊勢市間ノンストップのため、同区間の普通列車は割と乗車率が高くなります。松阪駅を発車後も車窓風景を眺めて過ごし、次駅の東松阪駅で下車しました。東松阪駅は前年にも訪問したのですが、写真が不十分だったため、今回はリベンジ訪問です。上り線側に駅舎があり、駅の伊勢中川方で左を走るJR紀勢本線に寄り添う形の線形です。言い換えれば、松阪駅手前~東松阪駅手前では紀勢本線と並走しています。また、駅前は住宅地が広がっています。
 
 

 
東松阪駅からは12時13分発の普通・鳥羽行きに乗車。1259系2連で、三重県×ミジュマルのラッピング編成(1266F)でした。乗り込んだ後部車両は軽く混雑していて着席できず、私はドア脇で市街地から田園風景へと変わる車窓風景を眺めました。そして私は1駅目の櫛田駅で下車しました。櫛田駅は近鉄でもそこそこ見られる、待避線のみにホームを有する新幹線型の構造で、地下に駅舎があります。駅前は住宅地で、北口の東側、櫛田川のほとりには櫛田神社が鎮座しています。
 
 

 

 
櫛田駅では12時38分発の普通・賢島行きに乗りました。1201系2連で、後部車両は大半の席が埋まっていたものの空席があったので着席。水分補給しつつ櫛田川などの車窓風景を楽しみ、次駅の漕代駅(こいしろえき)で下車しました。相対式ホームで上り線側(南側)に駅舎があり、下り線ホームとは構内踏切で結ばれています。駅前は住宅地ですが、駅舎前を通る踏切道を境に駅舎がある西側が松阪市、反対側の東側が明和町になります。
 
 

 

 
漕代駅では次の列車を待たず、約1.6km東にある斎宮駅まで徒歩移動します。列車で行ってしまうと斎宮駅での滞在時間が20分程度しかないためで、駅前散策も含めた滞在時間を確保するための徒歩移動でした。先ほども2.4kmほど歩きましたが、その疲れは取れていました。漕代駅を12時52分頃に出て、近鉄山田線の南側を並行する旧伊勢街道をひたすら東へ歩きました。街道は道幅がやや狭く、その割に自動車の通行量が多いため。危険と隣り合わせでした。また旧伊勢街道沿いには古い集落が形成されており、町並み散策を楽しむことができました。そして斎宮の集落内を進み、交差点を左折して北上すると30分弱で斎宮駅に着きました。今回は走らなかったので息は上がりませんでしたが、汗だくには鳴りましたw 電車を使うより3分早い斎宮駅到着でしたが、既に南口駅舎と駅前を撮影できたので、徒歩での時間短縮効果はあったと言えます。
 
 

 
斎宮駅到着後はホームを撮影し、史跡公園口という名称が付いている北口から外に出て、駅舎と駅前を散策しました。史跡公園口前、駅北側一帯は斎宮跡として整備されており、いつきのみや歴史体験館や上園芝生広場などがあります。広々とした場所で、走行中の電車からも見えます。それらを散策後は駅へと戻りました。時間に余裕があったので落ち着いて駅訪問ができました。
 
 

 
斎宮駅からは13時44分発の普通・賢島行きに乗車しました。1230系2連で、後部車両は半分ほどの席が埋まっていました。私は着席して田園風景などの車窓風景を眺めて道中を過ごし、隣駅の明星駅で下車しました。明星駅は島式ホーム2面4線で、北側には車両基地の明星検車区明星車庫が併設されています。その関係で駅舎と出入口は南側にしかなく、駅舎は平屋建てで、有人駅ではありますが、特急券は自動券売機でしか購入できません。駅前は住宅地ですが、区画整理されておらず道路は全体的に狭い印象でした。
 
 

 

 
明星駅下車をもちまして近鉄山田線の全駅訪問を達成できましたが、山田線終着駅の宇治山田駅のみ最終訪問が2011年と間隔が開いているため、これから宇治山田駅を再訪問する事にしました。明星駅14時27分発の普通・賢島行きに乗車。車両は1259系2連でした。後部車両で着席しましたが、半分以上の席が埋まっていました。松阪~伊勢市間は急行以上がノンストップで、途中に8駅もあることから、昼間でも普通列車の利用客が結構多いです。道中は水分補給してから車窓風景を眺めていました。明野、小俣と農村部を進み、宮川を渡って宮町から先はJR参宮線と並走しながら市街地を進み、伊勢市駅到着。私はそのまま乗り続けましたが、多くの乗降がありました。伊勢市駅発車後は右へカーブしてJR線を乗り越し、ほどなくして高架駅の宇治山田駅に到着(14:39)、私は下車しました。
 
 

 
宇治山田駅はホーム2面4線で、西側の2線が鳥羽・賢島方面へ直通し、東側の2線が当駅で行き止まりになっています。東端ホーム(1番線)の向かい側には、主に鳥羽線開業以前に使用されていたバス停留所があり、スペースが狭くバスがUターンできないため、バス用の転車台(ターンテーブル)が設置されており、現在も残っています。また駅舎は高架下~西側にあり、1931年の開業当初から使用され続けていて、2001年に国の登録有形文化財に登録されたレトロな建物が、今も改修されながら使用され続けています。
 
 

 

 
駅前散策後はホームへと戻り、今度は近鉄鳥羽線の駅巡りをしていきました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)