今回の『駅【超簡易版】』シリーズは、
宮崎県都城市中央部、郊外の農村部に位置する吉都線の駅で、架線が張られているので電化されているのか?と勘違いしてしまう駅、
谷頭駅 (たにがしらえき。Tanigashira Station) です。
隣の駅
吉松方……万ヶ塚駅
都城方……日向庄内駅
撮影時
2011年10月
谷頭駅は島式ホーム1面2線の交換可能駅で、西側に簡易駅舎を有していますが、まぁ実質的に待合室です。当然ながら無人駅です。
駅舎とホームの間は構内踏切で結ばれていて、スロープはバリアフリーに対応しています。
駅前には集落が形成されていますが、少し離れると田畑が広がっています。
吉松方を望む。
また、2番のりばの右(東)には架線柱があり、架線が張られていますが、これは吉都線が電化されているわけではなく、電力区社員の研修・訓練用として設置されているものです。本来の電化区間の駅に設置すると、訓練中に、通電中の本線の架線による感電事故の危険性もあるため、あえて非電化区間に設置されています。なお、訓練用の架線には電気は流されていません(Wikipediaの本文を引用)。
ちなみに架線下には線路がありません。
写真は吉松方を望む。
駅の都城方には電力区の詰所でしょうか、古い木造の建屋があります。現在もあるかどうかは不明です。
吉松方を望む。
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)