枕崎駅【鹿児島県】(指宿枕崎線。2003年、2004年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【アーカイブ】』コーナーは、
鹿児島県南西部、薩摩半島の南西側に位置する「かつお」で有名な枕崎市の代表駅である、
枕崎駅 (まくらざきえき。Makurazaki Station) ですが、今回は2006年まで使用されていた、駅移転前の旧駅を紹介いたします。
 
尚、移転後の現在駅につきましては後日UP予定です。
また、写真は少ないです。ご了承下さい。
 
 
駅名  
枕崎駅 (駅番号なし) 
 
現在駅への移転日  
2006年5月1日
 
当時の所在地  
鹿児島県枕崎市
 
路線  
JR九州:指宿枕崎線  
(※) 1984年3月17日までは鹿児島交通枕崎線(南薩線)が接続していました。     
 
隣の駅  
鹿児島中央方……薩摩板敷駅  
 
訪問・撮影時  
2003年11月、2004年9月
 
 

 

駅舎です。東を望む。
相当古かったです。鹿児島交通の所有で、自社線が廃止後も国鉄線→JR線の駅舎兼自社のバス待合所として使用していて、観光案内所も入っていました。バリアフリーとは無縁でした。
2004年訪問時は台風で被災したのか、屋根がブルーシートで覆われていました。
駅舎は駅移転に際して解体されました。駅構内跡地はスーパー「タイヨー」とドラッグストア「ミドリ薬品」になりました。
また、手前にはロータリーがあり、中には灯台のモニュメントがあります。現在もロータリーはあり、モニュメントの南側に観光案内所があります。
 
 

枕崎駅前には鹿児島交通の路線バスが発着しています。
加世田・伊集院方面のバスは鹿児島交通枕崎線(南薩線)の代替バス「なんてつ線」です。
また、奥には駅前が少しだけ写っていますが、駅周辺は枕崎市の中心市街地です。
写真は北を望む。
 
 

ホーム側より駅舎を望む。2004年、西を向いて撮影。
前述の通り、屋根がブルーシートで覆われ、痛々しい姿でした。この被災が駅移転の遠因だったかもしれません…。
鹿児島交通線が現役だった昔は、ホームと駅舎の間に側線が複数存在したと思われます。
 
 

末期の旧・枕崎駅は単式ホーム1面1線でした。
ご覧の通り、ホームは島式で、昔は駅舎に近い左側に鹿児島交通線が発着していました。
駅舎とホームは構内踏切で結ばれていましたが、鹿児島交通線の廃止後は直接ホームにアクセスする形になりました。
ホーム端には階段がありますが、バリアフリーは考慮されていませんでした。
写真は終端方を望む。
 
 

こちらは鹿児島中央方(撮影した2003年当時は西鹿児島方)を望む。
駅舎は写真右奥にありました。
 
鹿児島中央方は薩摩半島の南岸と東岸を進んでいきます。
2006年、すぐ先の地点に枕崎駅が移転しました。単式ホーム1面1線で、後に駅舎(実質的に待合室)が設置されました。
 
 

終端方を望む。
草むらの中に指宿枕崎線の車止めがあります。
左側は鹿児島交通線の廃線跡で、以前は鹿児島交通の伊集院駅まで路線が延びていました。当時は鉄路で薩摩半島を一周できました。
 
 
あとがき  
私が移設前の枕崎駅で下車(乗車)したのは2003年と2004年です。南国のローカルムード漂う駅でしたが、鹿児島交通の駅を国鉄→JRが間借りしている形だったため、2006年に現在地に移転しました。私の訪問時にファンはいませんでした。
  
下車(乗車)時・・・2003年、2004年 (移転後の2011年にも訪問しました)  
   
廃駅訪問は(飛行機、レンタカー含む)
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能  
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり 
飲食チェーン店・・・なし  
 
旧駅がなくなったのは残念ですが、JRの所有でなかったため仕方ありません。駅移転前に訪問できてよかったです。
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)