ユニバーサルシティ駅【大阪府】(桜島線【JRゆめ咲線】。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府大阪市此花区南部、安治川沿いに位置する桜島線【愛称:JRゆめ咲線】の駅で、駅名の通り巨大テーマパークである「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ。関西での略称:ユニバ)」への玄関口かつ最寄駅で、土休日はもちろん、平日も多くの来園客や従業員が利用する、
ユニバーサルシティ駅 (ゆにばーさるしてぃえき。Universal-city Station) です。
 
  
駅名   
ユニバーサルシティ駅 (JR-P 16) 
 
所在地   
大阪府大阪市此花区   
 
乗車可能路線  
JR西日本:桜島線【愛称:JRゆめ咲線】   
 
隣の駅   
西九条方……安治川口駅  
桜島方………桜島駅  
 
訪問・撮影時   
2021年6月
 
 

 

ユニバーサルシティ駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。
南北に出入口があり、橋上駅舎は南北自由通路を兼ねています。
橋上駅舎は帆船をイメージしたデザインになっています。
尚、駅にロータリーはありません。バス停留所は約200m南西の幹線道路沿いに設けられています。
 
写真は北口3階出入口です。南東を望む。
橋上階に出入口があり、手前側のエンターテインメント型複合商業施設「ユニバーサル・シティウォーク大阪」3階部分に直結しています(1階と2階は駐車場です)。駅出入口に段差はなく、バリアフリー対応です。
また、右側(西)にはバス停方面へ抜ける通路があり(高低差は少なく、段差はスロープで解消)、左側(東)にはマンション群の通用口とも言える1階出入口があります(1階と橋上階は階段とEVで連絡)。
 
 

北口3階出入口より北西を望む。後方に駅舎があり、右手に後述の北口1階出入口があります。
正面は複合商業施設「ユニバーサル・シティウォーク大阪」3階フロアですが、あたかもこの場所が地平階であるかのような雰囲気です。
奥へ延びる通路沿いには店舗が立ち並んでいます。ユニバーサルスタジオのストアもあります。
通路を進み、道なりに左へ曲がると駅から250mほどでユニバーサル・スタジオ・ジャパンのメインゲートに到達します。
尚、この方面には駅外の公道などへ抜けられる出入口が非常に少ないです。USJのメインゲート前右側に一般道へ下りられる階段とEVがあります。
 
 

駅北口から「ユニバーサル・シティウォーク大阪」を通り抜けると、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのメインゲートに到達します。
私の訪問時はコロナ禍の平日とあり客が少なかったですが、土休日の開園直前などは多くの人が殺到すると思われます。
 
 

こちらは北口の東側にある1階出入口です。南西を望む。3階まで階段とエレベーターが通じています。
この出入口は後方にあるマンション群「リバーガーデン」の住民などが主な利用者と思われます。
右側の建物は「ユニバーサル・シティウォーク大阪」です。
 
 

こちらは南口です。北を望む。
左側の「穴」の部分に1階出入口(階段のみ)があり、右側のデッキ部分にも階段出入口があります。
駅南口としてはエレベーターがなく、バリアフリー非対応です。
デッキは右側のビル「ザ・シンギュラリ ホテル&スカイスパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に接続しています。
南口には駅前広場(写真手前)がありますが、歩行者用のスペースのみです。
左側には有料駐輪場があります。
 
 

南口駅前です。デッキより南東を望む。後方に南口があります。
駅前にはUSJ開業後にできたホテルやマンションが複数あり、新しい街並みになっています。商店はほとんど見られません。
写真奥の安治川沿いにはJR貨物の関連会社の関西化成品輸送が所有する化成品タンクがあり、昔の工業地帯の雰囲気を残しています。
また、化成品タンクの手前で左へ曲がるとJR貨物の安治川口貨物駅に到達します。関西化成品輸送の敷地内にも貨物側線が延びています。
そして安治川の対岸は港区の朝潮橋地区で、川沿いには工場や倉庫が立ち並んでいます。
 
 

 

改札口です。南西を望む。右側が北口で、左側が南口です。
ユニバーサルシティ駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンが設置されています。
正面の東側には交通系ICカード『ICOCA』などに対応の自動改札機が多数並んでいます。
両側に柱があり、左側の柱の左に幅広自動改札通路と有人通路があります。右側の柱の右にも幅広通路があります。
また、右側の北方向にも自動改札機が設置されています(後述)。
写真後方、南北自由通路の反対側には多数の自動券売機が並んでいて、左後方には指定席券売機『みどりの券売機』と『みどりの券売機プラス(オペレーター対応型)』があります。ユニバーサルシティ駅に『みどりの窓口』はありません。
改札内には自動精算機が多数あります。自動券売機と自動精算機はICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります(多機能トイレも男女別です)。改札内には公衆電話、AED、駅スタンプもあります。
そして1階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。 
右後方の自由通路沿い(改札外)にはコンビニ「セブンイレブン」があります。
改札内に売店・コンビニはありません。ガチャガチャコーナーがあります。
 
 

こちらは北方向の改札口です。南東を望む。
3通路あり、幅広通路はありません。
左前方には東方向の自動改札機がズラリと並んでおり、写真左奥には自動券売機が見えます。
 
 

下り2番のりばの側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
JR西日本の標準デザインで、下部は現在の桜島線のラインカラーである紺色に塗られています。
駅ナンバリングは「JR-P 16」ですが、この駅名標には反映されておらず、柱に設置されている縦型の駅名標に表記されています。
また、当駅は特定都区市内制度における大阪市内駅であるため、右上には「阪」マークがあります。
 
 

 

ユニバーサルシティ駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、北東~南西方向にホームが延びています。
左(北)が1番のりばで上り西九条方面・大阪環状線方面、右(南)が2番のりばで下り桜島行きです。
ホーム有効長は8両分で、2021年6月現在、ホームドアは未設置です。多くの乗降客が殺到する事があるため、ホーム幅は広くなっていますが、階段部分は狭いです。
上屋はほぼ8両分に設置されていますが、桜島方(手前側)の一部は上屋からはみ出してしまいます。雨天時に降車される際は中間車両に乗れば大丈夫です(異常気象時を除く)。
また、中央部は橋上階もろとも大屋根に覆われていますが、構造上、横なぶりの雨は防げません。
各ホームにはベンチと飲料自動販売機があります。
写真は2枚とも2番のりばより西九条方を望む。
 
 

2番のりばより西九条方を望む。
この先、マンションに囲まれた中を北東へ走り、上り勾配で高架になるとユニバーサルシティ駅南側を並行していた幹線道路をトラス橋でオーバーパスします。その後は右手に安治川貨物駅を、左に工業地帯を見て下り勾配になり、地平区間に戻ると安治川口駅へと至ります。
 
 

 

1番のりばより桜島方を望む。
この先、すぐに道路陸橋をくぐるとユニバーサル・スタジオ・ジャパンの南東端を南西へ走りますが、桜島線は景観などに配慮してか、シェルター区間になります。シェルターの上部はUSJの園内ではなく公共の遊歩道になっています。そして右へカーブしてシェルターを抜けると、すぐに終点の桜島駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私がユニバーサルシティ駅で下車(乗車)したのは2001年、2021年の計2度です。2001年は駅開業直後に訪問しました。そして2021年は用事のついでに立ち寄りました。ユニバ(USJ)には電車で行った事がありません。駅は2面2線と小規模ですが、ホームが広いです。駅前は北側がユニバーサル・シティウォーク大阪で、USJの玄関口としてふさわしい景観となっています。一方、南側は近くを安治川沿いに工場があり、港湾地区を走る桜島線の面影を残しています。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の下り列車に乗り換えて大阪駅で下車します。そして1番のりばへと移動し、大阪環状線内回りで西九条駅まで行きます。さらにJRゆめ咲線の桜島行きに乗り継いで当駅下車です。大阪駅から桜島行きも出ていますが、数は少ないです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、難波からですと阪神なんば線で西九条駅まで行き、JRゆめ咲線の桜島行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内および駅前にコンビニがあります。一方、飲食店はユニバーサル・シティウォーク大阪内にチェーン店を含めて多数あります。朝・深夜の訪問でない限り、事前に用意しなくても大丈夫です。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。
桜島線を乗り鉄の際は、ぜひ一度はユニバーサルシティ駅でも途中下車されてみて下さい!
そしてUSJ(ユニバ)へお出かけの際はぜひ桜島線をご利用になり、ユニバーサルシティ駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)