第1383回('20) 岡山市内などのJR駅を降り鉄して帰宅 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2020年8月14日、前回の3泊4日の紀伊半島一周乗り鉄で利用した『青春18きっぷ』(5回分12,050円)が1回分(1日分)残っていたので、お盆休みのうちに日帰りで乗り鉄をする事にしました。行先は迷いましたが、比較的近くの岡山県に決定して、赤穂線や山陽本線の駅を降り鉄していく事にしました。
 
今回は後半の内容です。
午後は赤穂線の未訪問駅と山陽本線の岡山以東の駅を中心に降り鉄していく予定でしたが、あまりの暑さでバテてしまったため、途中で打ち切って帰宅しました。仕方ありません…。
 
今回の日程 2020年8月14日  (金)   【後半】
 
岡山1213(山陽本線)1219高島1230(山陽本線→赤穂線)1241西大寺1312(赤穂線→山陽本線)1324高島1330(山陽本線)1333西川原・就実1353(上り普通)1422和気1443(普通)1516相生1519(普通)1538姫路1541(JR神戸線・新快速)1551加古川 
 
【帰宅】
 
岡山駅前で昼食を済ませた後は『青春18きっぷ』を提示の上で岡山駅で再入場して、12時13分発の山陽本線上り普通・相生行きに乗車しました。黄色一色の115系4連でした。相生直通の列車は『18きっぷ』シーズンに混雑する事で有名ですが、新型コロナウイルスの影響が大きいようで2/3ほどの座席が埋まる程度の乗車率でした。大きな荷物を持った旅行客の割合も普段の夏休みより幾らか低い印象でした。私は最後部車両の転換クロスシート窓側席を確保できました。
 
道中は車窓風景を眺め続けて、今度は2駅目の高島駅で下車しました。ちなみに現在、岡山地区の普通列車は発車時、車掌は笛ではなく電子ホイッスルを鳴らします。新型コロナウイルス感染防止策の一環だそうです。

高島駅は国鉄時代末期の1985年に開業した駅で、駅舎もホームもそれなりに新しかったです。北口と南口があるのですが、時間の関係で北口側しか観察できませんでした。
 
 

 

 
高島駅では11分後にやって来た赤穂線上り普通・長船行きに乗車。213系2連で、後部車両は結構乗車率が高かったのですが、高島駅下車客により空いたと思われる転換クロスシート窓側席をゲットして、今回も道中は車窓風景を眺めて過ごしました。列車は東岡山駅から赤穂線に入り、大多羅駅を経由して12時41分に西大寺駅に到着。私を含めて半数ほどの乗客が一斉に下車しました。西大寺駅は2面3線を有する赤穂線では大規模な駅で、一地方都市の代表駅レベルの立派な駅舎を構えています。それもそのはず、西大寺は1969年まで「西大寺市」の代表駅でしたが、西大寺市は岡山市に編入され、知名度が下がってしまいました。その後、岡山市が政令指定都市になり、西大寺地区は新たに誕生した行政区「東区」の中心部として再出発した形です。駅自体は街外れにありますが、駅前には住宅やビルが建ち並んでいます。西大寺の中心部は約1km南で、その中心部に1962年まで営業していた西大寺鉄道の西大寺市駅がありました。一度駅跡に行ってみたいのですが、時間の関係や暑さがネックでこの時ばかりは行く気になれませんでした…。
 
 

 

 
西大寺駅からは13時12分発の下り普通・備中高梁行きに乗りました。213系2連で、先程乗った長船行きの折り返し列車になります。乗車待ちの列の最後尾に並んでいたため窓側席をゲットできず、私は後部車両の最後部窓際での立席を選びました。道中はこの日何度か見た車窓風景をもう一度眺めました。そして今度は3駅先、山陽本線の高島駅で再び下車しました。先ほど下車した際は北口側しか駅外に出られなかったため、今回は南口から外に出ようとしましたが、南口は無人で、名鉄の駅集中管理システム導入駅のようにカメラ付きインターホンで『青春18きっぷ』を提示して駅の外に出ました。南口は水田の中にありましたが、周りは住宅が建ち並んでいました。また、改札外での北口側との移動は東側にあるアンダーパスをくぐらなければならず、不便です。
 
 

 

  
高島駅では後続の13時30分発、下り普通・岡山行きに乗車。115系3連で、相生始発の列車という事もあり乗車率が高かったのですが、それでも私の乗り込んだ最後部車両は2/3ほどの座席が埋まる程度で、お盆の時期にしては乗客が少ない印象でした。私はすぐに下車するので座らずにドア脇に陣取り、しばし車窓風景を眺めて次駅の西川原・就実駅で下車しました。正式駅名は「西川原」ですが、案内上は「西川原・就実」で、駅名標も後者の仕様になっています。2008年に開業した新駅で、高架駅になっています。有人駅(業務委託駅)ですが、私の訪問時は駅員不在でした。駅名が示す通り、駅の南西側には就実大学と就実短期大学がありますが、夏休み中と思われ駅前は閑散としていました。
 
 

 

  
この後も数駅を降り鉄する予定でしたが、あまりの暑さにバテてしまい、今回は無理をせず途中で切り上げて帰宅の途につく事にしました。次に乗車したのは13時53分発の上り普通・和気行きで、115系4連でした。和気止まりだからか車内はガラガラで、私は最後部車両の窓割と合った転換クロスシート窓側席に座りました。久しぶりの山陽本線乗車で、道中は車窓風景を眺めて若い頃は『18きっぷ』期間に何度もこの区間を乗車した事を思い出しました。そして29分の乗車で電車は終点の和気駅に到着しました。
 
 

 

 
和気駅では次の列車が来るまで20分ほどあるので、バテていましたが気合を入れて和気駅の駅舎と駅前を撮影しました。和気駅は同和鉱業片上鉄道の廃線跡を探訪した際に下車した事があり、今回は13年ぶりの下車となります。有人駅のはずでしたが、2009年以降はインターホンで呼び出さないと駅員が表に出て来ないシステムに変更されたそうです。
 
和気駅では14時43分発の普通・相生行きに乗り継ぎました。115系4連でした。私と同様に1本前の和気行きから乗り継ぐ客が十数人いました。私は先頭車両に乗り込みましたが8割方の座席が埋まっていました。しかし、窓割と合わない(柱部分)の転換クロスシート窓側席が空いていました。普段は車窓風景を眺めづらいこの席には座らないのですが、私はバテて疲れ切っていたため景色どころではなく、たまらず着席しましたw 道中は前後の窓から車窓風景を眺めましたが、やはり見づらかったです…。やがて電車は兵庫県に入り、上郡駅ではほぼ満席になりました。そして電車は定刻の15時16分に相生駅に到着しました。
 
 

 
青春18きっぷシーズンの相生駅では、「相生ダッシュ」と呼ばれる乗換先列車での座席争奪戦が繰り広げられる事が有名ですが、これは姫路方面からの赤穂線直通・播州赤穂行き列車が相生駅に到着時、すでに入線している和気・岡山方面列車の座席を目指す下り列車が主で、上り列車の場合は岡山・和気方面からの列車が相生駅到着時に播州赤穂からの姫路方面列車が基本的にまだ入線していないので、ダッシュする人はあまりいませんが、すぐに姫路方面列車の乗車位置に長い行列ができます。そして2分少々待っていると、15時19分発の普通・姫路行きが到着しました。播州赤穂始発の列車で、223系4連でした。赤穂線各駅からの乗客で既に幾らかの座席が埋まっている上に、山陽本線列車の大半の乗客がこちらに乗り換えたため、たちまち座席は埋まりました。私はホームで写真撮影をしたため列の最後尾に並ぶ事になり、最後部車両で通常の座席には座れず、扉脇の補助席に座る事にしました。戸袋部分に座席があるため車窓風景は望めませんが、疲れていたため無理はしませんでした。しかし普段のお盆であれば立客だらけで混雑するはずですが、やはり新型コロナの影響で乗車率が低かったです。
 
道中は斜め前のドアの窓越しに車窓風景を眺めていました。また、停車駅ごとに乗客が少しずつ増えて、補助席も埋まり立客も多くなってきました。そして翌月の9月6日をもって閉鎖される姫路市民プール(この日は新型コロナウイルスの影響で営業中止)の横を通ると列車は15時38分に終点の姫路駅に到着しました。
 
 

 
姫路駅では3分の接続で15時41分当駅始発のJR神戸線上り新快速・野洲行きに乗り継ぎました。223系4連+225系8連の12両編成で、私が乗車した3両目(223系側)の車内はガラガラで、転換クロスシート窓側席に座りました。乗車した223系は1000番台で、リニューアルにより車内は綺麗になっていました。また、姫路を境に東側は輸送力が格段にアップするので、『青春18きっぷ』で岡山から大阪方面へ行く場合、姫路まで座れなかったとしても姫路からはまず着席できます。
道中は何度も見てきた車窓風景を眺めて過ごし、10分後の15時51分に新快速は加古川駅に到着、私は下車しました。
 
 

 
疲れていたので加古川駅下車後はすぐに帰宅しました。これにて日帰り岡山遠征は終了しました。
 
今回の岡山遠征で『青春18きっぷ』を5回分全て使い切りました。
今夏は乗り鉄時に鈍行ばかりに乗車し、特急や新幹線には一切乗りませんでした。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:一般財団法人 姫路市まちづくり振興機構のHP、Wikipedia)