今回の【駅】コーナーは、愛知県一宮市北西部にある駅で、
濃尾平野を南北に走るローカル線である名鉄尾西線の終着駅、
玉ノ井駅(たまのいえき)です。
濃尾平野を南北に走るローカル線である名鉄尾西線の終着駅、
玉ノ井駅(たまのいえき)です。
尚、玉ノ井駅につきましては過去に記事を投稿しましたが、今回は更新版となります。
過去に投稿した記事はこちら。
過去に投稿した記事はこちら。
駅名 | 所在地 |
玉ノ井駅 (BS24) | 愛知県一宮市 (旧・葉栗郡木曽川町) |
乗車可能路線 |
名古屋鉄道:尾西線 |
隣の駅
弥富方→ |
奥町駅 |
訪問・撮影時 | 2018年10月 |
玉ノ井駅の駅舎です。以前は駅舎がありませんでしたが、ストアードフェアカード『トランパス』と駅集中管理システム導入に伴い2007年頃に簡易駅舎が建てられました。他の多くの簡易駅舎のようなカマボコ屋根ではありません。
駅前の様子です。駅前広場は存在せず、代わりに駐輪場が設けられています。
駅周辺は住宅地になっていて、農地は駅南方を中心に見られます。
駅周辺は住宅地になっていて、農地は駅南方を中心に見られます。
改札口の様子です。玉ノ井駅は終着駅ですが、無人駅です。
ICカード『manaca』対応の自動改札機が2通路設置されています。
右手前には自動券売機がありますが、『manaca』のチャージはできません。チャージが必要な場合はインターホンで係員に説明して、改札内にあるチャージ機を使用しなければなりません。
また、改札内にトイレはありません。改札外の駐輪場に公衆トイレがあります。
ICカード『manaca』対応の自動改札機が2通路設置されています。
右手前には自動券売機がありますが、『manaca』のチャージはできません。チャージが必要な場合はインターホンで係員に説明して、改札内にあるチャージ機を使用しなければなりません。
また、改札内にトイレはありません。改札外の駐輪場に公衆トイレがあります。
玉ノ井駅の駅名標です。名鉄標準タイプで、駅ナンバリングも表示されています(BS24)。
駅ナンバリングの「BS」ですが、「B」は尾西(BISAI)の「尾」の頭文字、「S」は「西」の頭文字かと思われます。
駅ナンバリングの「BS」ですが、「B」は尾西(BISAI)の「尾」の頭文字、「S」は「西」の頭文字かと思われます。
玉ノ井駅は4両編成対応の単式ホーム1面1線の構造です。
改札口とホームの間は階段とスロープで結ばれており、バリアフリーに対応しています。
ホーム上屋は終端方0.3両分ほどしかありません。
また、駅の用地を見ると東側にもう1線あったかもしれません。
写真は弥富方を望む。
改札口とホームの間は階段とスロープで結ばれており、バリアフリーに対応しています。
ホーム上屋は終端方0.3両分ほどしかありません。
また、駅の用地を見ると東側にもう1線あったかもしれません。
写真は弥富方を望む。
名鉄一宮方、弥富方を望む。
右側の繊維工場跡の土台が「名鉄石垣」で、かつてはホームがあった可能性もゼロではありません。
また、ホームの先にある架線柱の幅を見ると、やはり昔は左側(東側)にもう1線あったのか?と疑ってしまいますw
この先、左へカーブして田畑の入り交じる住宅地を南東へ進み、奥町駅へと至ります。
右側の繊維工場跡の土台が「名鉄石垣」で、かつてはホームがあった可能性もゼロではありません。
また、ホームの先にある架線柱の幅を見ると、やはり昔は左側(東側)にもう1線あったのか?と疑ってしまいますw
この先、左へカーブして田畑の入り交じる住宅地を南東へ進み、奥町駅へと至ります。
終端方を望む。少し先に車止めがあります。
線路と並行して駅舎への通路が延びており、車止めの辺りに駅舎・改札口があります。
車止めの先、かつては尾西線が笠松の市街地の対岸にある木曽川港駅まで線路が延びていて、名岐間の連絡輸送の一端を担っていました。木曽川港駅(1918年開業)は貨物駅で、旅客駅は手前の木曽川橋駅(1914年開業)まででした。木曽川橋駅~旧・笠松駅(名鉄竹鼻線の笠松~西笠松間にありました)の間は木曽川の道路橋を渡る徒歩連絡でした。のちにバス連絡となりました。
その後、1935年に現在の名古屋本線の現・名鉄一宮~現・笠松が木曽川を渡る形で開通したため、名岐連絡の役目を終えた尾西線の玉ノ井~木曽川港は戦時中の1944年に不要不急路線に指定され休止、そして戦後の1959年に廃止となりました。
玉ノ井~木曽川港の廃線跡探訪記事はこちら。
線路と並行して駅舎への通路が延びており、車止めの辺りに駅舎・改札口があります。
車止めの先、かつては尾西線が笠松の市街地の対岸にある木曽川港駅まで線路が延びていて、名岐間の連絡輸送の一端を担っていました。木曽川港駅(1918年開業)は貨物駅で、旅客駅は手前の木曽川橋駅(1914年開業)まででした。木曽川橋駅~旧・笠松駅(名鉄竹鼻線の笠松~西笠松間にありました)の間は木曽川の道路橋を渡る徒歩連絡でした。のちにバス連絡となりました。
その後、1935年に現在の名古屋本線の現・名鉄一宮~現・笠松が木曽川を渡る形で開通したため、名岐連絡の役目を終えた尾西線の玉ノ井~木曽川港は戦時中の1944年に不要不急路線に指定され休止、そして戦後の1959年に廃止となりました。
玉ノ井~木曽川港の廃線跡探訪記事はこちら。
あとがき
私が玉ノ井駅で下車したのは2001年、2008年、2011年、2018年の計4度です。2001年は乗りつぶしのため、2008年は木曽川港駅跡までの廃線跡探訪のため、2011年は尾西線の車窓風景撮影のため、そして2018年は実現できるかどうかは不透明ですが、名鉄全駅訪問計画の一環でそれぞれ下車しました。いずれの訪問時も終着駅なので必然的に下車しました。駅は1面1線と規模が小さく、駅前も普通の住宅地で、ローカル線の駅といった雰囲気が出ていました。
東京からですと東海道新幹線に乗り、名古屋駅下車後に名鉄名古屋駅から名鉄名古屋本線の名鉄岐阜または一宮行きの特急および急行に乗車し、名鉄一宮駅で下車。さらに尾西線の玉ノ井行きに乗り換えて終点下車です。津島行きには乗らないで下さい。または名古屋駅で東海道本線に乗り換えて尾張一宮駅下車、隣接する名鉄一宮駅で名鉄に乗り換える方法もあり、一宮乗換ですと名駅で迷ったりするリスクが軽減されます。じゅうぶん日帰り圏内です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で名古屋まで行って、上記のルートで到達できます。名古屋までは近鉄でも行けますし、在来線経由ですと尾張一宮駅で名鉄尾西線に乗り換えです。こちらもじゅうぶん日帰り訪問が可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で名古屋まで行って、上記のルートで到達できます。名古屋までは近鉄でも行けますし、在来線経由ですと尾張一宮駅で名鉄尾西線に乗り換えです。こちらもじゅうぶん日帰り訪問が可能です。
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニおよび気軽に入れる飲食店や商店はありません。駅の南西約500mの場所にコンビニとファミリーレストランがあり、南へ約400mの場所にスーパーがあります。事前に用意して置いた方が無難でしょう。
東京・大阪ともにやや遠いですが、名鉄尾西線を乗り鉄の際は玉ノ井駅ですぐ引き返さずに一度外へ出てみて下さい!
(参考:Google地図、Wikipedia)