岩峅寺駅【富山県】(富山地方鉄道立山線、上滝線。2013年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、富山県南部の立山町にある富山地方鉄道立山線と上滝線(不二越・上滝線)の接続駅で、
古い駅舎が印象的な岩峅寺駅(いわくらじえき)です。


駅名所在地
岩峅寺駅富山県立山町


乗車可能路線
富山地方鉄道:立山線上滝線


隣の駅

立山線

←電鉄富山方・寺田方立山方→
沢中山駅横江駅


上滝線

←南富山方
大川寺駅


訪問・撮影時2013年8月


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岩峅寺駅の駅舎はかなり古く、大正10年の開業時からのものかもしれません。
2階建ての立派な駅舎です。今後も維持が望まれますが、老朽化が気掛かりですね…。


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駅前の様子です。付近は住宅地となっていますが、人通りは少ないです。
ちなみに立山町の中心地は立山線で5駅北の五百石駅付近です。


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駅舎内の様子です。年季が入っています。
窓口があり、改札口には富山地鉄のICカード『ecomyca』専用の自動改札機が設置されています。
ちなみに『ecomyca』は富山ライトレールの『passca』のみと相互利用可能で、『Suica』などのカードは利用不可です。
また、駅舎内は待合所も兼ねています。


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上滝線の駅名標です。シンプルなデザインとなっています。


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岩峅寺駅は駅舎に面した立山線が相対式ホーム2面2線(駅舎側から2番線、1番線。付番が通常と逆になっています)、
上滝線が島式ホーム1面2線(駅舎側から3番線、4番線)の構造です。
駅舎・2番線と1番線、3~4番線は立山方に設置された構内踏切で結ばれています。
写真は立山線ホームで、寺田方を望む。右側が2番線で立山方面、左側が1番線で電鉄富山方面です。


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こちらは上滝線ホームで、終端方(立山方)を望む。
電車が停車している3番線は終端部で行き止まりになっており、
右側の4番線は終端部の先で立山線と繋がっていますが、現在、両路線を直通する直通列車は設定されていません。
左側には側線がありますが、かつてはここにもホームがありました。
現在の側線は事業用車両が使用しており、ホーム跡も残存しています。


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上滝線3番線の終端部です。構内踏切へ通じる通路の手前に車止めがありますが、
かつては線路が先に延びており、4番線と同じく立山線に繋がっていました。


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上滝線ホームより南富山方を望む。上滝線は全線単線です。
電鉄富山へは上滝線経由の方が立山線経由より距離が短いのですが、
立山線ルートの方が主要な箇所を経由するからか、電鉄富山~立山の直通列車は立山線経由となっています。
1969年以前は上滝線経由の方が立山直通列車のメインルートだったようですが…。


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立山方を望む。すぐ先で立山線の線路と上滝線からの線路が合流し、常願寺川の険しい峡谷区間に挑みます。


あとがき

私が岩峅寺駅で駅の外へ出たのは2013年の1度きりです。以前に乗換で下車した事はあったのですが、改札を出た事はありませんでした。駅舎は昔ながらのもので、レトロな雰囲気を醸し出していました。

東京からですと北陸新幹線で富山駅まで行き、隣接する富山地方鉄道の電鉄富山駅から立山行き電車に乗り当駅下車です。アルペン特急以外の全種別が停車します。立山行き電車との接続が悪い場合は不二越・上滝線の岩峅寺行きの方が早く岩峅寺駅に到着するケースもあります(時刻は要確認)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと北陸本線特急『サンダーバード』で金沢、北陸新幹線『はくたか』に乗り継いで富山まで行き、以降は上記のルートで到達できます。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問は可能です。

食料・飲料について、駅や駅前にコンビニはなく、駅前に商店はあるものの(現在は営業しているか分かりませんが)、事前に用意しておきましょう。

東京・大阪とも到達難易度がやや高いですが、富山地方鉄道を乗り鉄の際は、ぜひ岩峅寺駅でも途中下車されてみて下さい!


(参考:Google地図、Wikipedia)