第1194回('18) 自動車で新名神高速道路を経由して三重県伊賀上野へ。伊賀鉄道にも乗 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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2018年5月20日、この日は自動車で三重県へドライブに出かけました。
往路はこの3月に開通した新名神高速道路の神戸JCT~川西ICを経由し、話題となった宝塚北サービスエリアにも立寄りました。
三重県内では主にマンホール蓋撮影をして、伊賀上野では伊賀鉄道伊賀線の電車にも乗車しました。
帰りは国道25号線の旧道「非名阪」「名阪酷道」の一部区間も通りました。
今回の日程 2018年5月20日(日) 

自宅450(自動車・東播磨道→一般道→三木小野ICから山陽道→新名神→名神→新名神→東名阪→伊勢道→芸濃ICで下車)720津市芸濃庁舎730(一般道・近鉄伊勢線の廃線跡など)830香良洲神社840(R163など)920津市美里庁舎930(R163)1010伊賀市大山田支所1030(R163など)1120伊賀上野駅1125(徒歩)1155伊賀上野城1215(徒歩)1225上野市1246(伊賀鉄道伊賀線)1253伊賀上野1305(R422など)1322四十九駅1335(R25非名阪)1440道の駅 針T・R・S1445(針ICからR25名阪国道→西名阪→近畿道→中国道→山陽道→三木小野ICで下車→一般道→東播磨道)1720自宅

【帰宅】
この日は4時に起床し、朝食を食べてから5時前に兵庫県加古川市の自宅を出発しました。東播磨南北道路(東播磨道)と県道などを経由して三木小野インターチェンジから山陽道に乗車し、神戸ジャンクションからは2018年3月18日に川西IC~神戸JCTが開通したばかりの新名神高速道路へと入ります。山間部をトンネル主体で直線的に走る線形で、この点は近年開業した新しい鉄道路線とも共通しています。



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しばらく走り、宝塚北サービスエリアへと入りトイレ休憩しました。「宝塚モダン」をコンセプトに宝塚市の「花のみち」周辺をイメージした南欧風イメージの建物(Wikipediaより)が印象的で、阪急の宝塚駅~宝塚大劇場の雰囲気が感じられました。中へ入ると、トイレがとても綺麗で驚きました。また、早朝なのでショッピングコーナーには人が少なかったですが、宝塚出身である漫画家・手塚治虫氏の作品のキャラクターのモニュメントが印象的でした。



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10分ほどの滞在で宝塚北SAを後にして、新名神を東へ走ります。山間部を走るのでトンネルが多い印象でした。そして6月に発生した大阪府北部地震の被災地である茨木市や高槻市を通ります。高槻市の高槻JCTから先の新名神は工事中で、ここで一旦名神高速道路へ入り、京都南経由で草津JCTから大津連絡路を経由して再び新名神へと入りましたが、名神の京都周辺は交通量が多いので新名神の早期全通が望まれます。
再び新名神へ入った後は滋賀県南部を東へ走り、甲賀土山を過ぎて鈴鹿山脈を越えると三重県へと進み、亀山連絡路を経由して7時過ぎに亀山JCTに差し掛かりました。加古川から2時間少々で亀山まで行けるなんて、信じられませんね…。鉄道ですと3時間でも行けないかもしれません…。亀山JCTからは東名阪自動車道へ入り、伊勢関ICから伊勢自動車道へ。次の芸濃ICで下車して、近くにある津市芸濃庁舎に7時20分頃に着きました。ここでは付近の道路にある、旧芸濃町のマンホール蓋を撮影しました。



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すぐに津市芸濃庁舎を離れ、のどかな農村風景の中を走り、10分ほどで津市安濃庁舎に着きました。ここでは旧安濃町のマンホール蓋を撮影しようとしましたが、安濃町時代に下水が整備されていなかったのか、合併後に設置された津市の蓋ばかりでした。

津市安濃庁舎を離れてからは県道42号線を通り津市中心部を目指しました。近鉄名古屋線とJR紀勢本線をくぐり、津新町駅近くの市街地で津市のマンホール蓋を撮影しようとしましたが、駐車場が全くありません…。津市のマンホール蓋は2015年訪問時に撮影しているので今回は諦めて、また機会があれば駅巡りがてら列車で再訪しようと思いました。
津市中心部からは次の目的地である香良洲を目指しますが、折角なので近鉄道路とも呼ばれている近鉄伊勢線の廃線跡を通る事にしました。伊勢線最大の遺構である岩田川橋梁を通りましたが、車で通るとかなり圧迫感がありました。



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その後は大した遺構もなくひたすら廃線跡を南へ進み、雲出川の手前で道路が途切れたのでここで廃線跡と別れを告げました。そして三雲地区を経由して雲出川の三角州である香良洲へと入り、香良洲神社に車を停めて旧香良洲町のマンホール蓋を撮影しました。



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香良洲を後にして、今度は旧美里村を目指します。津市の雲出本郷町から国道23号線へ入りました。この少し西は高茶屋地区で、高茶屋といえばJRの駅がある事と、井村屋製菓がある事を思い出しました。津に住んでいた時は、あずきバーを常備している友人の家が多かった事も思い出しましたw その後は国道23号を北上しましたが、沿道にあったジャスコ津南店(サンバレー)は改築工事が行われていて、イオンモールになって新規オープンする予定との看板がありました。しばらく23号を北上し続けましたが、岩田川を渡ってデパートの津松菱前にある岩田橋北交差点を左折して、国道163号へ入りました。私が津に住んでいた頃は県道25号線で、伊賀街道と呼ばれていたと記憶しています。国道163号をひたすら西へ進むと次第に山間風景となり、9時20分頃に「みさとの丘」にある津市美里庁舎に着きました。ここでも旧美里村のマンホール蓋を撮影しました。



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次は、現在は伊賀市となっている旧大山田村を目指し、引き続き国道163号を西へ。かなり山深くなってきました。そして長野峠を越えるのですが、新しいトンネルが開通していて旧道は通れませんでした。トンネルを抜けると旧大山田村へと入りましたが、山間部が続きました。ひたすら西へ進むと、伊賀市役所支所となっている旧大山田村役場に着きました。この付近に旧大山田村のマンホール蓋がないか探しましたが、全然見つかりませんでした…。先程通った国道脇に絵入りの蓋があったのを見つけていたので結局車でそこまで引き返して撮影しました。



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その後は、かつて上野市だった伊賀市の中心部を目指し、国道163号線を引き続き西へ走ります。名阪国道の中瀬ICを過ぎると伊賀上野の市街地に入りました。伊賀鉄道の上野市駅の少し北側を通り、西大手駅前の交差点を右折して伊賀上野城北部の低地へ出ました。その後は小田西交差点を右折して、沿道にある「吉野家」へ入りました。当初から伊賀上野の「吉野家」で昼食をとる予定で、店の場所は事前に調べていました。まだ11時頃でしたが、「吉野家」では早目の昼食を済ませて、午後からのもう一頑張りに備えました。



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昼食後は伊賀上野駅を目指しますが、5分ほどで着きました(11:18着)。そして駅のすぐ西側にある有料駐車場(1日500円均一)に車を止めて、伊賀鉄道伊賀線を乗り鉄して伊賀上野城を観光すべく伊賀上野駅へ。駅舎を撮影して11時25分発と思い込んでいた電車に乗ろうとしましたが、駅舎へ入って改めて時刻表を見ると11時21分発となっていて、自分の勘違いに気付き驚きました。きっぷを買わずにすぐに改札を通り乗車しようとしましたが、時すでに遅し…電車は発車した直後で、視界から段々と離れていきました…orz 頭が真っ白になり改札外へと戻りましたが、すぐに切り替えなければなりません。駅員に乗り遅れた旨を説明し、伊賀上野城へ行く手段を聞きました。すると、バスは昼間帯の本数が少なくて使えないとの事で、タクシーと徒歩が選択肢となりました。ちなみに電車ですと1時間待ちとなりますので、また車を使うのも駐車場料金が勿体ないと思い、ともに選択肢から外しました。タクシーですと早く着くのですが運賃が高いのが引っ掛かりました。結果、運動不足解消を兼ねて徒歩で伊賀上野城を目指す事にしました。駅員には40分ほどかかると言われましたが、それでも電車を待つより早く着きます。



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そして11時25分頃に伊賀上野駅を出発し、先程、車で通った道を南へ歩きます。この日は晴れていて暑かったです…。スマホの地図を頼りに歩き、少し迷いましたが11時55分頃には伊賀上野城に着きました。30分で行けました。少し休憩してから資料館となっている模擬天守を見学しました(500円)。上層階からの眺望は素晴らしかったです。



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見学後は伊賀鉄道の上野市駅へと移動しました。上野市の市名が伊賀市へと変わっても、駅名がそのままなのは珍しいのでは。また、駅前広場ではイベントが開催されていて多くの人が集まっていましたが、鉄道でアクセスした人は少なそうでした。ちなみに、駅そのものは前回訪問した2009年とさほど変わっていませんでした。



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上野市駅では伊賀上野駅までのきっぷを購入してから有人改札を通り(自動改札機未設置。ICカード未導入)、ホームへ。少しして入線してきた12時46分発の伊賀上野行き電車に乗車しました。元東急1000系だった200系2連で、乗客は2人しかいませんでした。私は後方車両のロングシートに腰掛けました。ちなみに200系にはクロスシートも設置されています。発車間際に伊賀神戸からの電車が到着し、接続を受けましたが乗換客は3人のみで、上野市~伊賀上野のローカルぶり、両端駅で接続する近鉄とJRの差を実感しました。



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電車は定刻に上野市駅を発車し、左手に車庫を見て西へ走ります。西大手駅を過ぎると右カーブで北へ進路を変え、台地から低地へと下り田園風景の中を走ります。淀川水系の服部川を渡って新居駅を過ぎると左から接近してきた関西本線に寄り添い、7分の乗車で終点の伊賀上野駅に着きました。乗客の全員が上野市から伊賀上野まで乗り通しました。

伊賀上野駅では車両とホーム、ついでにJRの車両とホームも撮影してから駅の外へ出ました。そして駐車場へと戻り、車に乗って出発しました。近くにあるガソリンスタンドで給油してから市街地を南下し、上野市駅前を通って2018年開業の新駅・四十九駅(しじゅくえき)へ行ってみました。本来ならば電車で訪問する予定だったのですが、伊賀上野駅で電車に乗り遅れてしまったため止むなく車での訪問となりました。特に特徴のない新駅で、駅西側にマックスバリュがあります。



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四十九駅を後にして、帰宅の途につく事にしますが、時間の許す限り、以前より気になっていた国道25号線の旧道「非名阪」を通る事にしました。「非名阪」は「酷道」として有名で、一度通ってみたかったのです。伊賀市街から「非名阪」へと入り西へ進みましたが、いきなりセンターラインもない道路になって驚きました! 所々で2車線になっている区間があるものの、対向車とすれ違い困難な箇所もあり、とても2桁国道とは思えない道路でした! 



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かなり運転に気を遣う区間が続き、古風なトラス橋で名張川を渡ると奈良県へと入りました。その後は山道となり、相変わらず「酷道」が続きました。しばらく走ると山添村役場に着き、この付近でマンホール蓋を撮影しました。

山添村役場からも過酷なルートが続きます。交通量が少ないのが唯一の救いでしたw 途中から名阪国道と並走するようになり、久しぶりに一定規模の平地が現れると旧都祁村(現・奈良市)の中心部にある針地区に着きました。針地区の集落内は対向車とのすれ違いが不能で、「対向車来るな」と祈りながら運転し、何とか対向車に遭わずに済みましたw ここでもマンホール蓋を撮影しようとしましたが、旧都祁村も下水道の整備が遅れたのか、村のマンホール蓋はありませんでした。



イメージ 18これでも「国道25号」です!

その後は針の集落を後にしましたが、時間的にもここで「非名阪」のドライブを終了として、針ICから名阪国道に乗る事にしましたが、その前に「道の駅 針T・R・S」でトイレ休憩する事にしました。その「道の駅 針T・R・S」は車でごった返していて、駐車場はほぼ満車でした。そして施設手前には大量のバイクが…「道の駅 針T・R・S」がツーリングの基地としても利用されている感じでした。さらに、トイレに行っていると、外から大きな騒音がしましたが、トイレを出ると暴走族っぽい集団が駐車場内を走っていて驚きました。



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14時45分頃に「道の駅 針T・R・S」を出発し、針ICから名阪国道へ入りましたが、道の駅とICの間(一般道。信号あり)で渋滞して名阪国道へ入るのに時間がかかりました。名阪から直接出入りできる駐車場も新設してほしいですね。名阪国道は通行料金が不要で、大型車を中心に交通量が多くまた流れも速いので、運転初心者は注意が必要です。そして福住ICを過ぎると有名な難所「Ωカーブ」へと差し掛かり、西行は下り坂なのでエンジンブレーキを多用して速度超過にならないように気を遣いました。



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その後は山間部から離れ、天理ICを境に西名阪自動車道へと入り、名阪国道と違い広々として走りやすくなりました。そして香芝SAで休憩しましたが、ショッピングコーナーで奈良土産「柿けーき」を買いました。関西ローカルのテレビ番組で紹介されていて、食べてみたいな~と思い買いました。



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香芝SAを出発し、引き続き西名阪を走ります。大阪府へと入り、松原JCTからは阪神高速へ入らずに近畿道へと入りました。大阪都心経由ですと渋滞のリスクがあったので迂回を選択しました。近畿道を北上し、吹田JCTから中国道へ。新名神開通の影響か、中国道の交通量はやや少ない印象でした。そして神戸JCTから山陽道へと入り、三木小野ICで下車して東播磨道を経由して17時20分頃に帰宅しました。



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今回は勘違いによるまさかの乗り遅れが痛かったですw


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)