今回の【駅】コーナーは、一畑電車北松江線の主要駅で、歴史的経緯からスイッチバック構造が今も残っている
一畑口駅(いちばたぐちえき)です。
一畑口駅(いちばたぐちえき)です。
尚、昔はスイッチバック終端部の先にも、一畑薬師の近くにある一畑駅まで線路が延びていました。
最初に電鉄出雲市方面から一畑への路線が開業し、後に一畑口駅から松江しんじ湖温泉へ向かう路線が付け足され、
電鉄出雲市方面への線路から分岐する構造となりました。すなわち、松江方面からも一畑駅へ直通できる構造でした。
しかし一畑口~一畑は戦時中に不要不急路線として休止となり、戦後になって正式に廃止されました。
その後も配線変更が行われなかったため、一畑口駅は今も平坦部に不自然に残るスイッチバック駅となっています。
最初に電鉄出雲市方面から一畑への路線が開業し、後に一畑口駅から松江しんじ湖温泉へ向かう路線が付け足され、
電鉄出雲市方面への線路から分岐する構造となりました。すなわち、松江方面からも一畑駅へ直通できる構造でした。
しかし一畑口~一畑は戦時中に不要不急路線として休止となり、戦後になって正式に廃止されました。
その後も配線変更が行われなかったため、一畑口駅は今も平坦部に不自然に残るスイッチバック駅となっています。
駅名 | 所在地 |
一畑口駅 | 島根県出雲市(旧:平田市) |
乗車可能路線 |
一畑電車:北松江線 |
訪問・撮影時 | 2011年7月 |
一畑口駅の駅舎です。昔ながらの木造駅舎ですが、綺麗に整備されています。
開業時の駅名は、小境灘駅(こざかいなだえき)でした。
開業時の駅名は、小境灘駅(こざかいなだえき)でした。
駅前の様子です。住宅も少なく、閑散としています。
駅舎内の様子です。有人駅ですが、土休日は無人状態となります。
自動券売機が設置されています。また、待合室も設置されています。
自動券売機が設置されています。また、待合室も設置されています。
松江しんじ湖温泉方面の駅名標です。古めかしいデザインです。
方面別で使用ホームが決められており、1番線は松江しんじ湖温泉方面の次駅(いのなだ)のみが表示されています。
尚、2番線の電鉄出雲市方面の次駅は(その)のみが表示されています。
方面別で使用ホームが決められており、1番線は松江しんじ湖温泉方面の次駅(いのなだ)のみが表示されています。
尚、2番線の電鉄出雲市方面の次駅は(その)のみが表示されています。
一畑口駅は単式ホーム・島式ホーム各1面の計2面3線の構造ですが、
島式ホームの外側(写真右側)、3番線は使用停止状態です。
写真は終端方を望む。
島式ホームの外側(写真右側)、3番線は使用停止状態です。
写真は終端方を望む。
松江しんじ湖温泉(左側)、電鉄出雲市方(右側)を望む。すぐ両方面の線路が分かれています。
終端方を望む。
構内踏切があります。最終的に1線に集約されて、その先に車止めがあります。
かつては一畑駅まで延びていました(1944年休止、1960年廃止)。
構内踏切があります。最終的に1線に集約されて、その先に車止めがあります。
かつては一畑駅まで延びていました(1944年休止、1960年廃止)。
あとがき
私が一畑口駅で正式に下車したのは2011年の1度きりで、他に2006年のドライブ時にも訪問しています。主要駅ながら駅前は寂れた印象でした。一方、大阪からですと山陽新幹線で岡山駅まで行き、以後は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問できます。
食料・飲料について、駅構内および駅前にコンビニはなく、商店が1軒あるのみです。最寄りのコンビニは駅から南へ約700m、宍道湖のほとりの国道沿いにありますが、必ず事前に用意しましょう。
特に東京からの到達難易度は高いですが、出雲大社への参拝ついでにぜひ一畑口駅でも下車されてみて下さい!
(参考:Google地図、Wikipedia)