【熱海ダッシュ】青春18きっぷの乗り鉄時にダッシュが必要な駅【乗りつぶしガイド 番外編】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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私の踏破体験を基に乗りつぶしのガイド記事を少しずつUPしていく企画、『乗りつぶしガイド』です(上から目線ですが…)。

  

今回も、夏の青春18きっぷシーズンを前に、番外編をUPします。

  

『青春18きっぷ』や『北海道&東日本パス』で乗り鉄する場合、
原則として普通列車での移動となりますが(快速、特別快速、新快速などの快速系を含む)、
長距離移動する際はまずどこかで乗り換えが必要となります。
特に都市部から地方へ移動する場合は、高頻度長編成の列車から低頻度短編成の列車への乗換が必須です。
その際、短編成列車での着席を求めてイス取りゲームさながらの座席争奪戦が繰り広げられます。
俗に『●▲ダッシュ』と言われる現象です。

  

18きっぷシーズンに『●▲ダッシュ』が繰り広げられる駅について、
私の経験をもとに数回に分けて紹介しています。

  

  

⑥熱海ダッシュ  

関東から東海道本線を西へ移動する際にハードなバトルが繰り広げられる、熱海ダッシュですw 
在来線においてJR東日本とJR東海の境界駅となっている熱海駅(静岡県)での競争です。
ここでは下り方向(東京方面→名古屋方面)が特にハードなので、下りに絞って紹介いたします。
熱海駅の場合は階段を使って別個のホームでの乗換が多く、同一ホーム内で乗換できるケースはさほど多くありません。

  
  

東京方面からの普通電車・快速電車は合わせて毎時3本で、
朝と夕方以降は沼津や伊東線へ直通する列車も一部ありますが、昼間帯は原則として全て熱海止まりです。
編成長は10両または15両で長いです。この長さも熱海ダッシュの過激さを後押ししています(後述)。
そして熱海から静岡方面へ向かう列車も毎時3本ですが、編成長は3両~6両が主体で、
東京方面と比較すると短すぎます。
また、東京方面からの列車と静岡方面への列車の接続が良くない場合も多く、注意が必要です。

  
  

まず、ホーム間移動を強いられる場合、階段を介して地下の連絡通路を通るのですが、この階段が狭いです。
乗換客が殺到すると、先頭集団の人を除いてダッシュすらできなくなり、ノロノロ移動を強いられます。
次に、連絡通路が中央の1ヶ所しかなく、また改札口にも通じているため、
連絡通路への階段には乗換客ばかりでなく熱海駅への下車客も利用します。
そのため、熱海駅まで乗車していた全旅客が階段と連絡通路へ殺到する事になるので非常に混雑します。

  

次に、東京方面からの列車は10両または15両なので、
1両目や15両目といった編成端部に乗車しているとホーム中ほどにある階段まで行くのが大変です…。

  

さらに、狭い階段には東京方面から静岡方面へ向かう人の他に、静岡方面から東京方面への乗換客もおり、
ダイヤの関係で双方の乗換客が交錯するとさらに移動に時間を要してしまいます。

  

最後に、3番線への階段を上りきっても短編成の静岡方面行き電車にはすでに多くの人が乗っており、
希望の列車に着席できる確率は低いと言えます。
(熱海始発静岡方面の普通列車は全て3番線より発車します)

  
  

ここで辛い思いをした人も多いかと思います…。

  
  

対策としては、熱海以東も熱海以西も毎時3本と比較的高頻度の運転なので、
予定より1本早い列車で熱海入りするか、または熱海駅から先を予定より1本遅い列車に乗車すれば、
18きっぷ期間は地獄と言われているJR東海の静岡エリアを着席して移動できる確率が非常に上がります。

  

次に、東京方面からの列車には、なるべく編成の中ほどに乗車する事です。
階段が何号車の辺りにあるか事前に調べるのも有効です(私は何号車の付近に階段があるか知りませんがw)。
まぁ、同じ考えの人が多いと思いますので、
階段に近くなる号車は熱海到着時点になっても乗客が多いかと思います。
また、グリーン車は立席であってもグリーン料金を徴収されますので、
普通車を利用の場合は4、5号車に入ってはいけません。
尚、この場合は列車を1本ずらすよりも静岡方面列車に着席できる確率は低いのであまりお勧めしません。

  

対策はこれくらいでしょうか…。

  
  

この熱海ダッシュ、JRの境界駅が変わらない限り永久に続くことでしょう。

  
  

(つづく)