第1097回('17) 稚内から札幌へ戻り、さらに千歳線の主要駅を訪問。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2017年6月3日~4日、1泊2日の強行日程で北海道の路線を乗り鉄しました。
今回は稚内へ向かう宗谷本線の乗り鉄・車窓風景の撮影が主目的でした。

今回は2日目前半の内容です。
稚内駅から宗谷本線特急『サロベツ2号』と函館本線特急『ライラック18号』を乗り継いで札幌へ戻り、さらに千歳線内の主要駅である北広島駅と千歳駅を訪問しました。
稚内駅~札幌駅の往復には指定席往復割引乗車券『Rきっぷ』(12,550円。途中下車不可)を利用しました。
今回の日程 2017年6月4日(日) 【前半】

稚内636(宗谷本線・62D特急サロベツ2号)1019旭川1032(函館本線・3018M特急ライラック18号)1200札幌1207(函館本線→千歳線・3896M快速エアポート120号)1223北広島1255(千歳線・3898M快速エアポート122号)1309千歳1344(千歳線→室蘭本線・2764M)1408苫小牧

【後半へ続く】
この日は早朝の2時50分に一度起床しました。北海道の6月は朝2時台から明るいのかどうか気になり、外を見ましたが、この日はあいにくの曇天で、空は真っ暗でした…。もし晴れていたらどうだったのか気になりますw その後は2度寝して、4時前に起きましたが、既に外は明るかったです。私の地元・加古川(明石のすぐ西側)では6月の一時期のみ4時前に明るくなり始める状況なので、4時の時点で既に明るい空模様を見るとやけに感動してしまいますw

起床後は朝食と身支度を済ませ、5時半過ぎにホテルをチェックアウト。この日はヒートテックを着用して、稚内の10℃未満の寒さはしのげましたが、やはり手袋がないおかげで手がかじかんでしまいました…。また、『サロベツ2号』の発車まで1時間ほどあるので散歩がてら前日も訪問した稚内桟橋駅跡を訪ね、今回は稚内駅から南東方向へ延びていた2つの専用線の廃線跡も探訪しました。用地のカーブ具合に往時の面影を感じるのみでしたが…。



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廃線跡探訪をしていると6時25分になり、慌てて稚内駅へ。トイレを済ませてから改札を通り、既に停車している列車内へ。車両は『スーパー宗谷』用に製造されたキハ261系気動車4連です。私は指定席を押さえていて、指定された1号車の進行方向右窓側席に着席しましたが、眺望のイマイチな2連窓の前側でした…。前日に座席指定をした際、既に2連窓の後ろ側の席が埋まっていて仕方なく前側にした次第です。みんな後ろ側の方が眺望に優れていると分かっているのですね…。しかしながら私の車両の乗客は2人のみで、途中駅までなら他の席に移動できるレベルの乗車率でした。



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特急『サロベツ2号』は定刻の6時36分に稚内を発車し、すぐに南稚内駅に到着しました。乗客が増えるかと思いきや、1号車には誰も乗って来ず、車内改札が済んだ後は2連窓後ろ側の席へと移動し車窓風景を楽しみました。南稚内~抜海では右手に日本海と礼文島・利尻島が見えるビューポイントを通過しましたが、前日に引き続き曇天模様の影響で島が見えませんでした…orz リベンジしたいですが、その時宗谷本線はどうなっている事やら…。



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その後も移動した席で車窓風景を眺め続けましたが、停車の際は自席へ戻り、誰も乗って来ない事を確認して発車後に席を移動する、の繰り返しでした。幸いにも美深駅までは1号車には誰も乗ってきませんでしたが、名寄駅で状況が一変、1号車に6人ほどが乗って来て、進行方向右側窓側席の2連窓後ろ側席が全て埋まってしまいました…。残念ですが、まさか名寄まで粘れるとは思っていなかったので満足できましたw また、美深駅付近を走行中にトイレへ行きたくなり、2号車のトイレへ。キハ261系は男子用トイレがないためトイレが混雑していて、2人待ち状態でした。待つのを嫌って我慢していてはいつトイレへ行けるのか分からなかったので、私はトイレ待ちの列に加わり、トイレを済ませました。少々車窓風景を見逃してしまいましたが仕方ありません。

名寄を発車後は自席で車窓風景を楽しみましたが、名寄駅の深名線用ホームおよび深名線の廃線跡を撮影しそびれたのは残念でした…orz 名寄からは高速で走り、永山の先からは旭川運転所の出入庫線が合流して電化区間になり、石北本線が合流して新旭川駅を過ぎると高架区間になります。旭川四条駅を過ぎて右へカーブすると程なくして終点の旭川駅に到着しました。定刻の10時19分で、稚内駅から4時間近くの道のりでした。



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旭川駅では10時30分発の特急『ライラック18号』に乗り換えます。本来なら『サロベツ2号』と同じホームで対面乗換ができるはずですが、この日は運用変更か何かあったようで『ライラック』は1本北側のホームに停車していましたので、『サロベツ2号』の乗客に、『ライラック号』への乗換はエスカレーターを使って隣のホームへ行くように誘導する放送が何度もありました。乗換時間は11分ですが、3分あれば『ライラック18号』にたどり着けました。また、ホームでは駅弁の立売が行われていたので、旭川駅弁の『旭川しょうゆ豚丼』(1,080円)を購入してから列車に乗車しました。『ライラック18号』は789系0番台6連で、私は1号車のグリーン車合造車の普通席区画へ。この列車では希望通りに進行方向左側の窓側席、しかも2連窓後ろ側を確保できました。1号車普通席の乗客は5人で、定員14人なのでそこそこの乗車率でした。

『ライラック18号』は10時30分の発車なのですが、定刻になっても発車しません。理由は分かりませんでしたが、2分後にようやく発車しました。道中は石狩川の渓谷・神居古潭(かむいこたん)などの車窓風景を眺めていました。また、途中で腹が減ってきたので『旭川しょうゆ豚丼』を食べました。量は少なかったですが、美味しかったです。



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列車は深川、滝川、砂川、美唄、岩見沢と停車していき、乗客も少しずつ増えました。そしてラストスパートとなる札幌市内へ入りましたが、列車のスピードが下がりました。結局、札幌到着は定刻より5分遅れの12時00分でした。



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札幌駅到着後は一旦改札外へ出て、指定席券売機でこれから利用する『一日散歩きっぷ』(2,260円)を購入してすぐに再入場しました。これから千歳線の主要駅を訪問し、さらに日高本線の鉄道営業区間(苫小牧~鵡川)を乗り鉄して新千歳空港へ向かう予定でした。そして12時05分に再入場後、千歳線の12時05分発・快速『エアポート120号』がまだ発車していないようで電光掲示板にも先発列車として記載されていたので、大急ぎでホームへと上がり、何とか停車中の『エアポート120号』に乗車できました。『エアポート120号』は721系6連で、私は先頭車両の転換クロスシート窓側席に着席しました。窓側席が埋まる程度の意外と低い乗車率でした。また、これまで特急ばかりに乗ってきたので転換クロスシートの座り心地が悪く感じました。

快速『エアポート120号』は定刻より2分遅れの12時07分に札幌を発車し、白石駅を通過後は千歳線を走行し、函館本線と分かれると新札幌駅に着きます。ここで多くの人が乗ってきてほぼ全ての座席が埋まりました。その後は千歳線旧線跡を見ながら森林の中を走り、市街地が現れると2分遅れの12時23分に北広島駅に到着し、私はここで下車しました。また、車内アナウンスで北広島~島松での踏切トラブルが原因による千歳線のダイヤの乱れが続いているとの説明もありました。



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下車後、ホームでも列車の遅れを案内する放送ばかりでした。こちらでも北広島~島松での踏切トラブルの説明もありました。改札を出てもダイヤの乱れの影響で改札前に多くの人が心配そうにしているのを見ました。



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私は東口→西口の順に駅舎と駅前を撮影しましたが、小雨が降っていました。また、北広島という地名でもカープ関連の建造物やモニュメントは見当たりませんでしたw 撮影後は駅舎内へと戻り、再入場して千歳方面への列車を待ちました。しばらく待っていると副本線に普通・苫小牧行きが入線し、一度はこの列車に乗車しましたが発車する気配はありません。するとホーム反対側に快速『エアポート122号』が18分遅れで入線し、こちらが先発しそうだったので私は『エアポート』に乗り換えました。車両は733系6連で、車内は混雑していました。私は何とかドア部分のスペースを確保できましたが…。

快速『エアポート122号』は12時55分に北広島を発車後、トラブルとなった踏切を通過して快走します。恵庭駅では多くの乗降がありました。実は当初予定では恵庭駅でも途中下車する予定でしたが、ダイヤが乱れていて次の乗車予定列車が運休になっていると嫌だったので恵庭はパスし、最悪の状態になってもバスやタクシーで新千歳空港へアクセスしやすい千歳駅で下車しました。13時09分着で、18分遅れのままでした。



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高架駅である千歳駅でも駅の外へ出て駅舎と駅前を撮影しました。そして駅舎内へと戻り、トイレを済ませて再入場すると苫小牧方面ホームから多くの人が階段を下りてきました。もしかして先発列車に乗れるかも…と思って大急ぎで階段を上がりましたが、既に列車は発車した後でした…。しかも行先は次の目的地である苫小牧行き(所定では13時14分発で、実際には13時23分頃発)…これを逃すと日高本線の14時32分発の2233D列車に間に合う列車が13時44分発の2764Mのみとなりました。疲れていた私はホームのベンチに座り、次の2764Mが運休にならない事、そして定刻通りに来る事、その2点を祈っていましたw

すると私の願いが通じたのか、定刻通りに2764Mがやって来ました! 車両はオールロングシートの731系3連で、空いていたので私は先頭車両の座席に腰掛けました。道中は車窓風景を眺めていましたが、3月改正で廃止された美々駅跡は必死に眺めました。ホームも駅舎も跨線橋も残っていましたが、駅名標は外されていました。



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その後も雨の中車窓風景を眺めました。沼ノ端駅からは室蘭本線へと入り、すぐに左手に日高本線の線路が合流して工場地帯を走ります。そして定刻の14時08分に終点の苫小牧駅に到着しました。これで何とか予定通り日高本線を乗り鉄できそうで、ホッとしました。



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苫小牧駅でも一旦駅の外へ出て、今度は一度も行った事がない北口側へ。巨大なドン・キホーテが印象的でした。雨の中で駅舎と駅前を撮影後は再入場し、日高本線の2233D鵡川行きの入線を待ちました。


(つづく)


今回新たに徒歩で訪問した廃線跡

路線名・区間備考
稚内駅より南東方へ分岐していた専用線2路線いずれも1978年までに廃止
(参考:地理院地図、Wikipedia)