第877回('12) 臨時急行『きたぐに』の上段寝台に乗って新潟へ。弥彦線などを乗り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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2012年の夏期間は、「6週連続乗り鉄キャンペーン」と勝手に銘打って、毎週乗り鉄に出かけました。

6週連続乗り鉄の後半戦へと入った第4週はお盆休みで、8月10日から15日にかけて、主に『青春18きっぷ』を使用して5泊6日の日程で東日本方面を乗り鉄しました。

今回は初日~2日目前半の内容です。
まずは大阪駅から、2012年3月改正で定期列車としては廃止された夜行急行『きたぐに』の臨時列車に乗り、柏崎まで乗車しました。
その後は『えちごツーデーパス』を使用して、新潟県内の各線を乗り鉄しました。
今回の日程 2012年8月10日(金)~8月10日(土)【前半】

加古川2046(JR神戸線・3536M新快速)2143大阪2327(東海道本線→湖西線→北陸本線→信越本線・8501M臨時急行『きたぐに』【車内泊】)526柏崎534(越後線・1629M)644吉田654(弥彦線・225M)713東三条738(弥彦線・224M)801吉田806(弥彦線・264M)814弥彦820(弥彦線・265M)829吉田840(越後線・133M)931新潟1001(信越本線・434M)1124長岡

【後半へ続く】
この日は定時で仕事を終えて帰宅し、入浴してから夕食を済ませて自宅を出発しました。そして加古川駅では予め買っていた『加古川→新潟』の乗車券を自動改札機に投入して入場し、JR神戸線の上り新快速(223系8連+4連。8連側に乗車。空席あり、窓側席に着席)に乗車し、何とか眠らないように努力して大阪駅で下車しました。携帯電話をいじりたかったのですが、この日は夜行列車に乗り翌日の夜にホテルに着くまで充電できないので、あまり使用できませんでした…。



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大阪駅では一旦改札を出てコンビニを探しましたが、メジャーなコンビニは近くになく、仕方ないので大阪駅構内にある「ハートイン」へ。翌日の朝食の買おうとしましたが、「ハートイン」は24時間営業ではない事もありほとんど品切れ状態でした。しかし、何とか残り物のパンを買うことができましたw

その後は改札内へと戻り、主に北陸特急が発車する11番のりばへ。乗車する臨時夜行急行『きたぐに』が発車する1時間以上も前に冷房の効いた待合室へと入り、「数独」で時間をつぶしました。しばらく待っていると、ようやく『きたぐに』が入線してきました。定期列車時代と同じJR西日本の583系でしたが、10連(繁忙期は12連)から7連へと減車されていて、A寝台車と座席自由席車は連結されていませんでした。したがって、B寝台車6両とグリーン車指定席1両の構成でした。



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とりあえず車両を撮影してから私は先頭7号車禁煙B寝台車へと入り、梯子を使って指定された上段寝台へ。実は私、割高でも側窓を独占できる下段を取りたかったのですが、購入時には既に満席で、仕方なく上段を選びましたが、私にとって上段は初めての経験となります(結局、中段は乗らずじまいでした…)。しかし、ベッドの幅こそ広いものの、天井が狭い寝台で、まともに身動きが取れませんでした…。しかも何度か頭を打ってしまいました…。そして、小窓が付いていたのですが、小窓の場所が悪くて、まともに車窓風景を見られませんでした…。グリーン車に変更したいくらい居住性が悪かったです。また、乗車率は高そうでしたが、下段にも空席がありました。おそらく新大阪や京都で乗ってくるのでしょう。まぁ、このような上段寝台では何もできないので、寝るに限ります。 発車前に車内改札があったのは幸いでした。車内改札の後はさっさと着替えて、寝る準備をしました。



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『きたぐに』は定刻の23時27分に大阪を発車し、新大阪に停車した後、高槻付近を通過中に早くも寝てしまいました。列車が京都に着いた頃に日付が変わり、京都を発車後、定期列車時代は米原経由でしたが臨時となってからは湖西線経由に変更されていました。近江塩津駅からは北陸本線へと入りますが、福井県内や石川県内では私は一切目覚めませんでした。そして私の目が覚めたのは入善到着時で、その後は眠らずに、朝食を食べて歯磨きをして下車する準備を整えました。列車は直江津からJR東日本の信越本線へと入り、青海川付近では日本海沿いを走るのですが、上段寝台の小窓からは全くといっていいほど見えないので、寝台を離れて折戸から日本海を眺めました。そして私は越後線に乗るために新潟まで乗車せずに、途中の柏崎で下車する事にしました。5時26分に到着した柏崎駅で下車した人は十人ほどでした。



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柏崎駅では一旦改札を出て駅舎と駅前を撮影後、『みどりの窓口』で『えちごツーデーパス』(2,500円。当時)を購入しました。そして『えちごツーデーパス』で入場し、切欠式ホームの0番線から5時34分に発車する越後線経由新発田行き1629Mに乗車しました。113系3連×2で、前3両が青系の新潟色、後ろ3両が湘南色でした。車内はガラガラで、私は湘南色の後3両のボックスシート進行方向窓側席に着席しました。



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曇り空の下、列車は定刻に柏崎を発車しました。信越本線と分かれるとローカル風景の中をひたすら走ります。越後線は海沿いを走るイメージを持たれがちですが、実際は内陸部を走っており、丘陵地帯を走る区間の風景は山間部そのものです。列車が進むごとに少しずつ乗客が増えてきて、寺泊を過ぎて大河津分水路を渡ると越後平野へと入り、左前方に弥彦山を見て広大な田園風景の中を走ります。



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そして左側から弥彦線が合流すると吉田に到着し、私はここで下車しました。乗車時間は1時間10分でした。



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吉田駅では一旦改札を出て駅舎と駅前を撮影しましたが、雨が降り出してきました…。私はすぐに改札内へと戻り、弥彦線の東三条行き225Mに乗車しました。車両は115系3連で、乗車率が低かったので私は今回もボックスシート窓側席に座りました。
列車は定刻に吉田を発車し、製造業が盛んな燕市や三条市を走ります。新幹線接続駅の燕三条駅での乗降は少なかったです。そして列車は信濃川を渡って三条市街を高架橋で走り、信越本線と合流すると終点の東三条に到着しました。切欠式ホームの0番線着でした。



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東三条駅でも一旦改札を出て駅舎と駅前を撮影しました。この後は東三条駅付近に存在する弥彦線旧線跡(かつては北三条~東三条で信越本線をアンダークロスしていて、東三条駅の弥彦線ホームは駅舎と反対側にあった)を探訪する予定でしたが、あいにくの雨で中止せざるを得なくなりました。結局、改札内へと戻り、南口側にある跨線橋の土台部分に残っている弥彦線ホーム後を撮影してから弥彦線の吉田行き224Mに乗車しました。こちらは115系2連で、私はボックス席窓側席を確保できましたが、発車前に多くの高校生が乗ってきて空席は少なかったです。雨の中、道中は先程も見た車窓風景を見続け、23分の乗車で終点の吉田に到着しました。



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吉田駅では5分の連絡で同じく弥彦線の弥彦行き列車に乗り継ぎました。こちらも115系2連で、乗客が少なかったで今回もボックスシート窓側席に座りました。吉田を発車後は正面に弥彦山を見て走り、8分の乗車で終点の弥彦に到着しました。この時点で雨は止んでいました、



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入母屋造りの弥彦駅では駅舎と駅前を撮影し、すぐに再入場して折り返し列車に乗車しました。今回も乗客が少なく、ボックスシート窓側席に座って車窓風景を眺めて吉田駅まで戻りました。

吉田駅では11分の接続で、越後線の新潟行き133Mに乗り継ぎました。車両はE127系2連×3で、私は先頭の編成に乗車しました。車内はガラガラでしたが、そのうち乗客が増えてくるでしょうから、最初からドア脇に陣取りました。



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133Mは吉田を発車し、左側に弥彦山を眺めながら田園風景の中を走ります。新潟市内へと入り、徐々に乗客が増えてきましたが、多くの列車が始発・終着となる内野からは混雑し出しました。私は何とかドア脇で車窓風景を眺める事ができました。そして市街地へ入り、白山駅で少々下車客が出ました。最後は上越新幹線の高架橋と合流し、吉田から51分で終点の新潟に到着しました。6両編成の列車からは多くの人が吐き出されました。天気は回復していました。



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新潟駅では一旦改札を出て駅舎と駅前を撮影しました。跨線橋を渡っている時、ホームに臨時快速『SLばんえつ物語号』が停車していたので慌てて撮影しました。



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また、臨時快速『きらきらうえつ』も撮影しました。



イメージ 18撮影失敗…orz

そして、10時01分発の信越本線・長岡行き434Mに乗車しました。115系3連×2で、当時の新潟地区は115系だらけでした。今後、E129系により一掃されてしまう運命にあるのですが…。私は後部3連のボックスシート窓側席に座りました。乗客はそこそこ多かったです。



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434Mは定刻に新潟を発車し、郊外風景の中を走ります。新津からはローカル風景の中を走りますが、私は加茂で蒲原鉄道線の廃線跡を、東三条駅で朝は探訪できなかった弥彦線の旧線跡および1985年に廃止となった越後長沢への弥彦線廃線跡を確認するつもりでした。しかし、昨夜の『きたぐに』でまともに睡眠を取れなかったのか、眠気に襲われて新津を発車後しばらくして見附付近まで寝てしまいました…orz そして目が覚めた後は「しまった…」と思いつつ車窓風景を眺め続け、11時24分に到着した終点の長岡で下車しました。



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長岡駅では一旦改札外へ出て駅舎と駅前を撮影しました。この後も『えちごツーデーパス』を利用した乗り鉄を続けました。


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)