第833回('11) 123系『ミニエコー』で中央東線辰野支線を乗り鉄。そして中央西線で | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2011年12月24日~25日、主に『青春18きっぷ』を使用して、1泊2日の日程で中部地方へ出かけて乗り鉄しました。

今回は2日目前半の行程です。
まずは「大八廻り」として名高い中央本線(中央東線)辰野支線の西側区間・辰野~塩尻を乗り鉄しました。そして塩尻駅からは中央西線の特急『しなの』と、現在は廃止された座席定員制列車『セントラルライナー』を乗り継いで名古屋まで移動しました。
今回の日程 2011年12月25日(日) 【前半】

松本749(篠ノ井線・1522M)805塩尻822(中央東線辰野支線・154M)842辰野847(辰野支線・157M)908塩尻915(中央西線・1004M L特急『(ワイドビュー)しなの4号』)1025中津川1039(1706Mセントラルライナー6号)1146名古屋

【後半へ続く】
この日はクリスマスでした。6時に起床し、朝食を食べて仕度を整えてからホテルをチェックアウトしました。天気は曇りで、夜中に雪が降ったようで少しだけ積もっていました。私は松本駅へ向かい、有人改札で『青春18きっぷ』の3回目のスタンプが押されました。



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そして篠ノ井線上り、信濃大町発塩尻行きの1522Mに乗車しました。長野色の115系2連×2で、私は後方2両に乗車しました。日曜日の朝方という事もあり、乗客は少なかったです。



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私は車窓風景を眺めていましたが、途中から晴れてきて、北アルプスの山々も遠望できました。そして16分の乗車で1522Mは終点の塩尻に到着しました。

塩尻駅では中央本線辰野支線を走る辰野行き154Mに乗り継ぎました。車両は『ミニエコー』こと123系のクモハ123-1で、荷物電車から改造された車両です。扉は両端部にあり、扉間は長~いロングシートで、トイレはありません。乗客は少なく、私は着席して車窓風景を眺めることにしました。



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154Mは定刻に塩尻を発車し、みどり湖・塩嶺トンネル経由の新線としばらく並走した後、分かれます。新線が一直線に走るのに対し、こちらの旧線はカーブを描きながら勾配を登っていきます。



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やがて新線を見下ろせるほどまで高度を上げると、しばらくして東塩尻信号場跡を通過します。この旧信号場はスイッチバック式で、仮乗降場もあったらしいです。私は信号場跡存在を当時失念していて、写真撮影できませんでした…orz その後は善知鳥(うとう)トンネルを通り、小野駅に着きました。小野駅は単式・島式ホーム各1面の2面3線でしたが、現在は島式ホームの駅舎反対側にある3番線の線路が一部撤去され、実質2面2線になっています。新線開業前は2面3線の構造がフル活用されていた事でしょう。その小野駅では対向列車(115系3連)と行き違いました。その後は山間の農村部を走り、信濃川島を経て市街地へと入り、右側から来た飯田線と合流して20分の乗車で辰野に到着しました。



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辰野駅は前日に駅の外へ出たので今回はパスしてそのまま折り返し列車に乗りました。乗客が10人ほどになったので私は着席を諦めて後部ドア脇へと移動しました。側面および後方展望を楽しんでいましたが、特に大野駅では多くの人が乗車してきて、ほぼ満席になりました。そして善知鳥峠を越えて勾配を下り、21分の乗車で塩尻駅へと戻りました。

塩尻駅では7分の連絡で、中央西線の名古屋行き特急『しなの4号』に乗車してワープします。383系6連+2連の8両編成で、私は最後部の1号車グリーン車に乗車しました。乗客は3~4人で少なく、私は前日の購入時に指定した最後部の列の窓側席に座りました。実は塩尻~中津川の営業キロが94.9kmで、特急列車ですと指定席料金にプラス730円(当時)プラスするだけでグリーン車に乗車できるので、今回は奮発してグリーン車に乗車しました。2列+2列シートなので横幅は狭かったですが、それ以外の部分は普通車よりグレードが高かったです。



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『しなの4号』は定刻に塩尻を発車しました。列車は木曽谷へと入り、私は車窓風景を眺めていましたが、途中から雪が降ってきました。



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その影響か、対向列車に遅れが発生し、こちらも遅れてきました。車窓風景も雪の影響で思うように眺められず、私はグリーン車を満喫する事に専念しましたw そして『しなの4号』は長野県から岐阜県へと入り、2分遅れで中津川に到着しました。乗車時間は1時間10分でしたが、「もう着いたのか」といった気分でしたw



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雪の降る中津川駅では一旦改札を出て駅舎と駅前を撮影しました。その後は自動券売機で『セントラルライナー6号』の乗車整理券(310円)を購入して有人改札で『18きっぷ』を提示して再入場しました。そして1番線に入線していた『セントラルライナー6号』に乗車しました。専用の313系8000番台3連×2で、私は指定された3号車の窓側席に座りました。『セントラルライナー』は中津川~多治見では乗車券だけで乗車できる特例があるのですが、全車指定席の列車なので着席に気を遣いますね…。また、車内はガラガラであるにもかかわらず、私の隣席の通路側席には女性客がやって来て着席しました。もう少し乗客を分散させるような自動発券システムに改善させてほしかったですが、『セントラルライナー』がもう廃止されてしまいましたからね…。



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『セントラルライナー6号』は定刻の10時39分に中津川を発車し、各駅に停車していきます。恵那を過ぎた辺りで雪が止みましたが、曇り空が続きました。駅ごとに乗客が増えましたが、310円の乗車整理券を嫌ってか多治見で下車する乗客が多かったです。そして多治見での乗車客もそれなりに多かったです。多治見を発車後は山間部を抜けて岐阜県から愛知県へと入り、高蔵寺に着きましたが、さすがにここから乗車する人はいなかったと記憶しています。そして空席を残したまま春日井市の住宅街を走り、名古屋市へと入って千種、金山と停車し、乗客が次々と下車しました。そして車内がやや閑散となった状態で列車はラストスパートして、定刻の11時46分に終点の名古屋に到着しました。
『セントラルライナー』は2013年3月改正で廃止されましたが、結局は利用客が定着しなかったのでしょうか…。車内設備も350円(当時)でリクライニングシートに座れる名鉄特急に見劣りしましたし…。



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名古屋駅で下車後はホーム南端(東京方)にあるきしめん屋で「みそきしめん」(600円)を食べました。寒かったので美味しかったです。また、味噌のスープが服に着くのを防ぐために紙製の前掛けを付けて食べました。



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昼食後は改札を出ましたが、通路やジェイアール名古屋高島屋には多くの人がいました。



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午後も乗り鉄を続けました。

(つづく)



今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)