第817回('11) 鹿児島市電を7年ぶりに乗り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2011年10月7日~10日、3連休を中心に3泊4日の日程で、当時まだ発売していた『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用して、特急メインで九州地方の路線を広域的に乗り鉄しました。

今回は3日目前半の行程です。
都城からは日豊本線の特急『きりしま』に乗り鹿児島中央へ。
鹿児島では3月の九州新幹線乗り鉄時に乗れなかった鹿児島市電に2004年以来7年ぶりに乗車しました。
今回の日程 2011年10月9日(日) 【前半】  

都城646(日豊本線→鹿児島本線・6001M特急きりしま1号)807鹿児島中央/鹿児島中央駅前824(鹿児島市電・2系統)837郡元841(1系統)852谷山859(1系統)934鹿児島駅前1001(2系統)1015鹿児島中央駅前/鹿児島中央1222(鹿児島本線・6940M)1227鹿児島/鹿児島駅前1236(鹿児島市電・2系統)1253鹿児島中央駅前/鹿児島中央

【後半へ続く】
この日は5時半頃に起床し、朝食後にホテルをチェックアウトして都城駅(宮崎県都城市)へ向かいました。都城は盆地の町で、この日は濃霧に覆われてしまっていました…。これから乗る列車で車窓風景が眺められるのかどうか心配になりました…。



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都城駅では『周遊きっぷ(ゾーン券)』を提示して入場し、日豊本線・宮崎発鹿児島中央行きの特急『きりしま1号』に乗車しました。783系5連で、私は自由席である2号車のA室側の窓側席に座りました。車内はガラガラでした。



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『きりしま1号』は定刻に都城を発車しましたが、予想通り濃霧の為に車窓風景が全く望めませんでした…orz こればかりは自然現象なので仕方ありませんが、やはり悔しいですね…。そして視界が開けてきたのは霧島神宮駅付近で、天気は快晴でした。国分、隼人に停車した後は半数以上の駅に停車し、普通列車に近い感じがしました。これら途中駅では割安な近距離自由席特急料金の設定もあってか、結構な数の乗客が乗ってきました。そして窓側席が埋まり通路側席も半数近くが埋まった状態で重富を発車し、左手に鹿児島湾(錦江湾)を見て海沿いの難所を走ります。鹿児島湾越しには桜島が見えましたが、逆光で上手く撮影できませんでした…。桜島といえば、最近(2015年8月)火山活動が活発になっていて、心配ですね…。



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そして竜ヶ水を過ぎて市街地へ入ると鹿児島に到着しましたが、下車客は少なかったです。天文館通りなどの繁華街へは鹿児島駅で下車した方が便利なのですが、天文館通も鹿児島中央駅周辺や郊外に客を取られて客足が遠のいているとニュースで見たことがあります。鹿児島を発車後は市街地を走り、左手に観覧車が見えてくると定刻に終点の鹿児島中央駅に到着しました。駅の高架部には新幹線駅があります。



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鹿児島中央駅では改札を出て、案内所で『市電・市バス1日乗車券』(600円)を買ってから鹿児島市電を乗り鉄する事にしました。まずは鹿児島中央駅前電停へと移動し、郡元行きの2系統(1014号)に乗りました。乗客はさほど多くなく、私は後方の座席に着席しました。



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道中は車窓風景を眺めました。たばこ産業前電停~神田電停の間、左側車窓を見ると日本たばこ産業(JT)の鹿児島工場跡地の広い用地に、鹿児島市立病院と鹿児島市交通局の市電車庫を建設する工事が行われていました。そして2015年に病院と車庫が完成し、たばこ産業前電停は「市立病院前」電停に、神田電停は「神田(交通局前)電停」に変更されました。その後は左手に鹿児島大学を見て走り、最後は郡元電停交差点を左折すると終点の郡元電停に到着しました。



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郡元電停では谷山行きの1系統に乗り換えました。車両は9702号で、空いていたので今度は最後部の座席に座りました。郡元を発車して次駅の涙橋を過ぎると併用軌道区間から専用軌道区間へと入り、走りも快調になりました。山側(西側)には指宿枕崎線が並走していますが、本数ではこちらの鹿児島市電の方が優位です。イメージ的には広島の山陽本線と広島電鉄宮島線の関係に似ています。そして指宿枕崎線から離れていくと住宅街の中を走り、11分の乗車で終点の谷山電停に到着しました。駅の東側にはラサール石井さんの出身校であるラ・サール高校があります。尚、JRの谷山駅は電停の終端の先にある永田川の対岸にあります。市電が谷山駅まで延伸されるか、谷山電停のすぐ横を走っている指宿枕崎線に駅が新設されれば便利になるのですが…。



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谷山電停では車両と駅舎を撮影してから折り返し電車の1系統に乗りました。今回も最後部に座りました。乗客はさほど多くなかったですが、停車電停ごとに増えてきました。しかし、2系統との乗換駅である郡元では多くの人が下車しました。鹿児島中央駅の求心力の高さを実感しました。その後はやや空いた状態で市街地を北上し、交通局前~武之橋では左手に交通局の車庫が見られました。現在は前述の神田に車庫が移転し、交通局前電停は「二中通」へと改称されました。



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そして中心市街地へ入ると市立病院前電停に着きましたが、市立病院も前述の神田に移転しましたので、電停名が「甲東中学校前」に改称されています。その後、高見馬場電停で2系統が走る第二期線と合流し、繁華街を走ります。天文館通と山形屋(デパート)のある「いづろ通」では多くの人が下車し、車内はガラガラになりました。最後は港湾地区の雰囲気を感じる風景の中を走り、谷山から35分で終点の鹿児島駅前電停に到着しました。堂々と「鹿児島」を名乗っている駅ですが、駅名に反して駅前は寂れていました…。



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私は市電を下車後、港の方へ行ってみました。JRの旅客駅に併設されている貨物駅を見たり、港の方へ行ってみたりしました。晴天でしたが空が霞んでいたので、港からは桜島を満足に望めませんでした…。



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その後は立派な大屋根に覆われた鹿児島駅前電停へと戻り、2系統(9506号)に乗って鹿児島中央駅前電停まで戻りました。ガラガラだったので今回も最後部に座りました。乗客は電停ごとに増えて、最終的には立客もいました。



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鹿児島中央駅前電停にて下車後は少しだけ駅前を散策してからJRの鹿児島中央駅へ。午後に乗る列車のチケットを購入してから売店で駅弁『鹿児島黒毛和牛サーロインステーキ弁当』(1,100円)を買い、『周遊きっぷ』を自動改札機に通して入場し、列車を眺めながらホームのベンチで食べました。



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その後も列車を眺めて休憩しました。指宿枕崎線の観光特急『指宿のたまて箱』も見ました。



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そして12時22分発の日豊本線方面・国分行き6940Mに乗車しました。車両は475系に代わり南九州の「ヌシ」になった817系2連で、真っ先に乗ったのですが次の鹿児島駅で下車するので、私は着席しないで最後部に陣取りました。発車直前には座席がほぼ埋まりました。6940Mは定刻に鹿児島中央を発車し、私は車窓風景を眺めました。そして5分足らずで鹿児島駅に到着し、私は下車しました。私の他にも数人下車しました。鹿児島駅では使用されなくなったホーム跡やキロポストなどを撮影し、改札外へ出ました。



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その後は鹿児島市電の2系統(今回も9506号。ガラガラ。最後部に着席)に乗り、鹿児島中央駅まで戻りました。やはり鹿児島中央駅前へ向かうにつれて乗客が増えました。



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また、鹿児島中央駅では、いわさきグループのバスで、3扉車が走っているのを目撃しました。
バスに3扉車があるとはこの時まで知りませんでした…。



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当然ながら午後も乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)