第799回('11) 相模線などを乗り鉄。下河原線の廃線跡や相鉄厚木線を訪問 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2011年6月10日~12日、東日本大震災の影響で金曜日が休日となり、3連休になりました(代わりにお盆休みが削減されましたが…)。そこで、震災復興支援の意味も少し込めて、その震災の風評被害などで旅行者が減少している関東地方へ2泊3日の行程で再び乗り鉄を実行しました。

今回は最終3日目前半の行程です。まずは早朝に東京都府中市を走っていた国鉄下河原線の廃線跡を辿ってから相模線を乗り鉄しました。その後は海老名で相鉄の非旅客営業路線である厚木線沿線を辿ってみました。
今回の日程 2011年6月12日(日) 【前半】

御徒町510(山手線外回り・401G)514神田520(中央線快速・553T各駅停車)610西国分寺624(武蔵野線・620E)627北府中639(徒歩・国鉄下河原線の廃線跡)720東京競馬場前駅跡720(徒歩)728府中本町733(南武線・623F)746立川/立川南759(多摩都市モノレール線)809高幡不動814(京王線・準特急)823京王八王子826(徒歩)829八王子845(横浜線→相模線・870F)955茅ケ崎1017(相模線・1065F)1051海老名1055(徒歩・相鉄厚木線)1130海老名

【後半へ続く】
この日は4時に起床し、朝食を食べてからホテルをチェックアウトして御徒町駅へ。まずは山手線外回り(E231系11連)に乗り神田駅まで移動しました。5時台の電車にもかかわらず乗客が多く、私はドア脇で立席でした。



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神田駅では中央線に乗り換えました。秋葉原で中央・総武緩行線に乗り換える方が近道かもしれませんが、この時間帯は緩行線の本数が少なく、また中央線快速系統への乗換が1回で済む神田乗換の方にメリットがありました。
神田から乗車した553T高尾行きは、三鷹まで緩行線の線路を走行する各駅停車です。車両は中央線のE233系10連で、そこそこの乗車率でしたが私は眠かったので空席に着席して眠りながらの移動になりました。三鷹辺りで目が覚め、その後は車窓風景を眺めて移動時間を過ごし、予定通りに西国分寺駅で下車しました。



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西国分寺駅では武蔵野線の府中本町行きに乗り継ぐのですが、私が武蔵野線ホームに着くと同時に府中本町行きが発車してしまいました…orz 仕方ないのでホームで待って、次の電車(205系8連・ガラガラだったので着席)に乗り、下河原線の廃線跡が武蔵野線に転用された区間を走り、私は北府中駅で下車しました。



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北府中駅で下車後は橋上駅舎の改札を出ましたが、西側への通路は東芝専用口になっていて一般の人は入れませんでした。鶴見線の海芝浦駅を思い出しました。



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その後は駅の外へ出て、下河原線の廃線跡探訪をはじめます。最初は東側の道路を迂回しましたが、武蔵野線がトンネルへ入る地点からは下河原線の廃線跡が遊歩道となって姿を現し、私は風景を確認しながら遊歩道を南へ歩きました。遊歩道へ入ってすぐの場所にホーム上屋とレールが再現されたモニュメントがありました。



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すぐに京王線をアンダークロスしますが、駅は設置されていませんでした。その後も市街地を通る廃線跡を歩きましたが、所々でレールが敷かれていました。そして南武線をオーバークロスする地点へ差し掛かりますが、陸橋は道路と一体になっていて、廃線後に架け直されたような感じでした。さらに歩くと、下河原へ向かう砂利運搬用の貨物線跡が直進、東京競馬場前駅跡へ向かう旅客線跡が左へ分岐する地点に着きました。



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私は両方を辿りたかったですが、今回は時間の関係で東京競馬場前駅跡へ向かう旅客線を辿る事にして、左へ曲がりました。左カーブが終わると東京競馬場前駅跡に着きましたが、駅跡は公園になっていました。下河原線の廃線跡はほぼ忠実に辿る事ができますが、遺構は少ないようです。



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東京競馬場前駅跡を後にして、地下道で南武線を潜りました。当時の競馬観戦客はこの地下道を通っていたのでしょうね。その後は東京競馬場へは向かわず府中本町駅へ向かいましたw

府中本町駅からは立川行きの南武線電車(205系6連)に乗り、終点の立川駅まで移動しました。座席が埋まっていたので私はドア脇に陣取り、車窓風景を眺めていました。



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立川駅では改札を出てペデストリアンデッキを南へ歩き、多摩都市モノレール線の立川南駅からモノレールの多摩センター行き電車(1000系4連)に乗り、高幡不動駅で下車しました。こちらも座席が埋まっていて、ドア脇で車窓風景を眺めました。



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高幡不動駅では京王線の準特急・京王八王子行き(8000系6連+4連)に乗り換えました。空いていたので着席して車窓風景を眺め、終点の京王八王子駅まで乗り通しました。



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京王八王子駅にて下車後は市街地を歩き、JRの八王子駅まで移動しました。両駅は少し離れているので乗換は不便です。



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八王子駅からは相模線直通の茅ケ崎行き電車に乗車しました。相模線用の205系4連で、空席もありましたが私はかぶりつきの前面展望をする事にしました。



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列車は定刻に八王子を発車し、横浜線の複線を走ります。丘陵地を通り東京都から神奈川県へ入ると、リニア中央新幹線の駅が設置される予定の橋本に到着し、ここから電化単線の相模線へと入ります。はじめは住宅地の中を走りますが、やがて田園や畑が混在するローカル風景の中を走るようになります。車内を見渡すと車窓風景に比例するかのように乗客が減少していました。そして八王子から1時間10分の乗車で列車は終点の茅ケ崎に到着しました。

茅ヶ崎駅では一旦改札外へ出て駅舎を撮影した後、改札内に戻りました。そして再び相模線の列車(205系4連)に乗り、車窓風景を眺めて移動時間を過ごし、厚木駅を発車後は車内からこの後探訪する相鉄厚木線を確認して、次の海老名駅にて下車しました。



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海老名駅で下車後は改札外へ出て、厚木線のJR線から離れて走る区間を南側沿道から歩いて確認しました。この辺りの厚木線は丘陵地へ上がるために築堤上を走っています。南側には小田急の車庫が見えます。そして道路は厚木線の築堤をアンダーパスして北側へ出て、厚木線よりきつい上り坂を歩いて厚木線と同じレベルまで達すると踏切が現れ、その踏切を渡りました。踏切から厚木線を撮影しました。



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踏切を渡った直後は並木橋という陸橋で小田急小田原線と相鉄本線を跨ぎ、今度は相鉄本線に沿って歩き海老名駅に戻りました。



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商業施設が集積して人の多い海老名駅へ一旦戻った後は駅南側にある「松屋」で昼食を済ませ、再び海老名駅へと戻り午後も乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回新たに徒歩で訪問した廃線跡

路線名区間備考
日本国有鉄道:下河原線(中央本線支線)(北府中)→東京競馬場前(2.3km)1973年廃止
(参考:Wikipedia)