第734回('10) 阿武隈急行線、仙台市地下鉄南北線などを乗り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2010年8月7日~10日、お盆休みは3泊4日の日程で、主に『青春18きっぷ』を使用して東北地方など東日本の路線を乗り鉄しました。

今回は2日目前半の日程です。福島から阿武隈急行で宮城県へ。船岡城址公園ではスロープカーに乗ろうと思いましたが、運休中で乗れず…。
その後は仙台へ移動し、仙台市地下鉄南北線に乗って北の終点である泉中央まで往復乗車しました。
今回の日程 2010年8月8日(日) 【前半】 

福島603(阿武隈急行線・3901M)743槻木754(東北本線・422M)758船岡808(徒歩)818船岡城址公園841(徒歩)851船岡856(東北本線・2121M)928仙台941(仙台市地下鉄南北線)957泉中央1009(南北線)1024仙台

【後半へ続く】
この日は5時に起床し、朝食を食べました。そして部屋から札幌発上野行きの『カシオペア』を撮影しました。



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その後はホテルをチェックアウトして昨日も利用した福島交通と阿武隈急行が共用している駅舎へ。槻木までの乗車券を購入して入場し、ほどなくして入線した槻木行き3901Mに乗車しました。第三セクター鉄道では珍しい交流電車(交流電化区間専用の電車)・8100系2連で、国鉄の713系をベースとした車両です。車内は空いていて、私はボックス席の窓側席に座りました。



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電車は定刻に福島を発車し、しばらくは東北本線上を走ります。そして矢野目信号場でJRと分かれ、以降はローカル風景の中を走ります。梁川を過ぎると山間部へと入り、社名・路線名にもある阿武隈川の阿武隈渓谷に沿って素晴らしい風景の中を走り、宮城県へと入ります。



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そして平地へ出ると丸森に着きました。ここでは20分以上の長時間停車をするので、私は電車を下りて写真撮影をしました。駅の外にも出たかったのですが、有人駅だったので手持ちの乗車券では途中下車できませんでした…。撮影後は自分の座席に戻りましたが、急に腹が痛くなってきて、私は車内のトイレへ駆け込みました。そして何とかスッキリして事なきを得ました…。

丸森から先は「丸森線」から転換された区間を走ります。駅ごとに乗客が増え、ロケットの町として有名な角田では多くの人が乗り込んできて満席になりました。その後は田園地帯や丘陵地を北上し、東北本線と再会する形で合流して白石川を渡ると、福島から1時間40分で終点の槻木に到着しました。



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槻木駅では一旦改札を出て、今度は前日に福島駅で買っておいた『小さな旅ホリデー・パス 南東北エリア』(2,400円)を自動改札機に投入して再入場しました。電車の待ち時間には、かつて丸森線の列車が使用していたホーム跡を観察しました。



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そして東北本線上り・白石行き(719系2連×2)に乗り、空いている最前部のロングシートに座って前面展望をして、1駅東京寄りの船岡駅で下車しました。



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船岡駅で下車したのは、2007年に訪問した際には時間外の訪問で乗れなかった船岡城址公園のスロープカーに乗るためでした。今回は、朝9時に運転開始と書いてあった某ホームページを見てリベンジしに来ました。
まずは船岡駅の改札を出てお城の天守閣をイメージした駅舎と別れを告げます。西へ歩くと小さな公園にED71電気機関車と旧形客車が静態保存されていました。



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さらに西へ歩くと桜で有名な船岡城址公園の入口に到着し、ここからは上り坂になっている歩道を歩きます。最後は汗だくになり、船岡駅から15分弱でスロープカーのりばに着きました。駅舎はシャッターが閉められていて、シャッター前にベンチが置かれていたので嫌な予感がしました…。



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そのベンチで休憩がてら20分ほど待っていましたが、8時40分になっても誰も来ず、どうやらこの日は営業運転しないような雰囲気に包まれました…。結局、私は待ち続けることを断念し、徒歩で船岡駅まで戻りました。後で分かったことですが、船岡城址公園のスロープカーは4月、10月~11月、12月のイベント開催時にのみ運転するとのことでした…。今回はリベンジ失敗でした…orz

船岡駅からは東北本線下り・仙台行きに乗車しました。719系2連×4で、名鉄や近鉄でも滅多に見られない「ブツ8」です。私は最後部車両に乗りましたが、前7両と同様に座席は埋まっていて、ドア脇で車窓風景を眺めることになりました。列車は槻木、岩沼…と停車するごとに乗客を呑み込み、名取辺りでは混雑してきました。東北地方最大の都市である仙台市の求心力の凄さをまざまざと見せつけられました。そして広瀬川を渡ると仙台の中心市街地へと入り、船岡から32分で電車は終点の仙台駅に到着しました。三大都市圏以外で8両編成の電車から一斉に乗客が下車する光景は圧巻でした…。



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仙台駅では改札を出て、地下通路を歩いて仙台市地下鉄(「仙台市地下鉄」ではない)の改札へ。2003年に購入して残額があったストアードフェアカード『スキップカード』を自動改札機に投入して入場し、泉中央行き電車に乗りました。日本の鉄道車両として「ファジィ制御」を初めて採用したとされる1000系4連で、大型の車体でした。車内は座席が埋まっていたので私は最後部のドア脇へ。後方と側方を眺めながらの道中になり、黒松からは地上を走るようになったので車窓風景を楽しめました。最後は地下区間になり、仙台から16分で終点の泉中央に着きました。



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泉中央駅では改札外へ出て、駅舎と駅前を撮影しました。駅前は仙台市の副都心というより、ニュータウンの中心地といった雰囲気で、関西で言えば千里中央駅のミニ版のような感じです。しかし、駅前に人は少なく、仙台市泉区ではマイカーシェアが高いのかな…と思ったりもしました。

私はすぐに改札内へと戻り、富沢行き電車(1000系4連)に乗り、後方展望をして仙台駅まで戻りました。今度は駅ごとに客が増え、仙台到着直前は混雑していました。今度も浴衣の客が多く、仙台七夕まつりを楽しむのでしょうね。仙台駅では大半の乗客が下車しました。今回は仙台~富沢の再乗車はできませんでしたが、またの機会とします。



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仙台駅で下車後は地上へ出ましたが、道路は工事中のようでした。看板を見ると、仙台市地下鉄東西線の建設工事中とのことでした。東西線が開業したら乗りに来ないと…と思いました。ちなみに東西線の開業は東日本大震災の影響で遅れたようで、2015年12月6日開業予定とのことです。



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その後、私は「松屋」で昼食を済ませ、地上を歩いて仙石線・あおば通駅まで移動し、乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)