第721回('10) あおなみ線を乗り鉄して、『大阪しなの』で帰宅 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2010年4月29日~5月1日、この年のゴールデンウィーク休暇は7連休と少し短かったので、
遠方へは行かずに名古屋で名鉄中心の乗り鉄をすることにしました。

今回は最終3日目後半の内容です。名古屋へ戻ってきた後は「あおなみ線」を乗り鉄しました。そして最後は新幹線ではなく大阪直通の特急『しなの』に乗って旧・新垂井駅経由の東海道本線下り本線を通り帰宅しました。
今回の日程 2010年5月1日(土) 【後半】 

名古屋1315(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線【あおなみ線】・369H)1339金城ふ頭1359(あおなみ線・376H)1422名古屋1703(東海道本線・2016M L特急『(ワイドビュー)しなの16号』)1918大阪1930(東海道→山陽本線・3295M新快速)2021加古川

【帰宅】
養老鉄道を乗り鉄して13時過ぎに名古屋へ戻ってきました。実はこの時点で今回の乗り鉄の予定が全て終了してしまい、あとは17時03分発の大阪行き特急『(ワイドビュー)しなの』に乗って帰るだけでしたが、4時間の待ち時間は長すぎます…。この4時間は乗り鉄中に撮影失敗した場合や遅延発生時のリベンジ用として確保していたのですが、幸いにも今回の乗り鉄は予定通りに進みましたw 余った時間をどうしようか…と考え、とりあえず『あおなみ線』に往復乗車することにしました。終点の金城ふ頭駅近くに建設されている「JR東海博物館(仮称。現在の『リニア・鉄道館』)」も気になりますし…。



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早速、西口側にある『あおなみ線』の名古屋駅へと移動し、高架ホームへ上がって金城ふ頭行き電車に乗りました。車両は1000形4連で、座席が埋まっていたので私は最後部ドア脇に陣取りました。そして道中は車窓風景を眺めて、24分間の乗車時間を楽しみました。そして金城ふ頭駅手前では、建設中の「JR東海博物館」を見ることができました。金城ふ頭駅到着時点で車内はガラガラでした。



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金城ふ頭駅では改札を出て、駅の写真を撮影してからホームへと戻り、名古屋行き電車(1000形4連)に乗りました。今度は後方展望をして名古屋駅まで戻りました。はじめはガラガラでしたが、今度は駅ごとに乗客が増えてきました。



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これで『あおなみ線』の乗り鉄を終えました。時刻は14時22分で、『しなの』の発車までまだ2時間半以上あります。今度はどこへ行こうか迷いましたが、何だかしんどくなってきて、遠くへ行く気力がなくなってしまいましたw 仕方ないので、名鉄名古屋駅へ向かい、入場券を買って2・3番線ホームのベンチに座り次々に来る電車を観察していました。私は夢中になって発着する電車を見てしまい、いつしか時刻は15時50分になっていましたwww だいぶ時間をつぶせたので私は名鉄名古屋駅を後にして、JRの名古屋駅へと向かいました。

名古屋駅では夕食用の駅弁と土産に「青柳ういろう」を買って、あらかじめ購入していた名古屋市内→加古川のきっぷを自動改札機に通して入場。もちろん『しなの』の特急券も持っています。自由席ですが…。
ホームへ上がり、自由席の乗車口へ向かうと、予想通り誰も並んでいませんでした。『しなの16号』の停車駅が岐阜、米原、京都、新大阪、大阪ですから、まぁ名古屋からですと岐阜を除いて新幹線を利用しますわねぇ…。岐阜から京都や大阪への需要はあるかもしれませんが…。一応、『しなの16号』には真っ先に乗ることができますが、『しなの16号』は長野始発なので、名古屋発車時点でどれだけの乗車率なのか気になりました。ゴールデンウィークなので乗客が多いかも…。いや、日程的にラッシュとは逆方向だから案外空いているかも…などと考えていたら、私の後ろに3人ほど並んでいました。『しなの』の名古屋~大阪も少しは需要があるのですね。そして待つこと1時間、『しなの16号』は17時ちょうどに11番線に到着しました。多くの人の下車が済んでから私を先頭に乗車がはじまります。車内を見ると、2~3人しかいなくて拍子抜けしました。私の心配が杞憂に終わり、ほっとしました。私は窓側席に座りました。発車直前、私の乗った車両に乗客は8人ほどでした。おそらく指定席には多くの人が乗っていると思われますが、繁忙期にはこういった指定席と自由席の逆転現象がよく発生しますね。ちなみに車両は383系の6連+4連の10両編成で、翌朝の大阪発『しなの9号』は多くの乗客が乗るのでしょうね。



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『(ワイドビュー)しなの16号』は定刻の17時03分に名古屋を発車しました。車窓風景を見ていると、稲沢付近で車掌がやって来て車内改札がありました。そして乗ってくる人がいるかな…と思った岐阜では私のいる先頭自由席車両への乗客はゼロでした。その後は快速が各駅に停車する区間を快走し、『しらさぎ』は停車する大垣を通過したのは爽快でした。そして南荒尾信号場で美濃赤坂支線が分岐した直後、垂井駅を経由する『垂井線』が左へ分岐し、『しなの』は堂々と下り本線を進みます。その後、右へカーブして垂井線に並行する上り本線をアンダークロスして、垂井線とは別ルートで関ヶ原を目指します。
大垣~関ヶ原は最大25‰の連続上り勾配があり、戦時中に輸送力増強の一環として勾配の緩い迂回線を建設し、それを下り本線としました。その際、垂井駅の代替として下り列車専用の新垂井駅が垂井駅よりかなり北に設けられました。従来の下り本線は現在の垂井線と同じ場所を通っていましたが、迂回線の開業により撤去されました。しかし、上下列車で停車駅が違うのは不便で、結局は元下り本線の跡に低規格の線路を再敷設し、これを普通列車用の『垂井線』として現在に至ります。

『しなの』はローカル風景の広がる下り本線を進み、カーブを重ねて山間部へと入り、トンネルもあります。私は運転室の後ろにかぶりつき、前面展望をしていました。そして、1986年に廃止となった新垂井駅跡に差し掛かりました。私は何とか写真撮影しました。ホームはそのまま残っていましたが、ホームのある副本線は撤去されていました。



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その後もデッキで前面や側面を展望して、垂井線と合流し関ヶ原を通過すると、私は席に戻りました。その後は車窓風景を見ながら名古屋駅の非公認駅弁(?)である『びっくりみそかつ』(980円)を食べました。美味しかったです。その後もカーブの多い山間部を走りますが、『しなの』が振子装置を作動させていたかどうかは定かではありません…。

米原では乗務員が交代して、近江路を駆け抜けます。遠方の者にとっては新快速が停車しすぎてイライラする区間ですが、『しなの』は彦根、能登川、近江八幡、野洲、守山、草津、(南草津は当時新快速も通過)、石山、大津、山科をたて続けに通過するのは気持ち良かったです。そして京都を過ぎるとラストスパート。空が段々と暗くなる中、高槻も通過して新快速に負けず劣らず130km/hのハイスピードで複々線区間を駆け抜けます。新大阪を過ぎると淀川を渡り、定刻の19時18分に終点の大阪に到着しました。夕方のラッシュにかかるため途中に低速運転区間がありながら名古屋~大阪間を2時間15分で走破しました。もう少し速ければ近鉄特急にも勝てるのですが…。



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すでに暗くなっていた大阪駅では、JR神戸線の新快速(223系8連+4連)に乗り換えて、旅気分が一気に消え失せました。新快速はやや混雑していたこともあり通路側の席に着席し、三ノ宮では窓側席に「昇格」して、居眠りせずに加古川駅で下車しました。

下車後はとっとと帰宅し、2泊3日の乗り鉄旅行を終えました。


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)