第701回('10) 広島へ。可部線の復活予定区間を探訪 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回より乗りつぶし12年目、2010年編へと入ります。

2010年1月9日~10日、『青春18きっぷ』を使用して、1泊2日の日程で山陽地方を乗り鉄しました。

今回は初日の内容です。まずは新幹線と在来線を乗り継いで広島入りし、2003年に廃止された可部線非電化区間の中でも電化復活が取り沙汰されていた可部~河戸の廃線跡を辿りました。
午後は山陽本線を山口県の厚狭(あさ)まで乗り鉄して、最後は東へ戻って岩国で宿泊しました。
今回の日程 2010年1月9日(土)   

加古川605(山陽本線・943M)621姫路636(山陽新幹線・ひかりレールスター541号)713福山716(山陽本線・335M)907広島923(山陽→可部線・741M)1006可部(徒歩・可部線の廃線跡を河戸駅前まで往復)可部1109(可部線→山陽本線・752M)1142広島1218(山陽本線・1551M)1308岩国1315(549M)1519新山口1544(1553M)1617厚狭1626(山陽本線上り・1586M)1907岩国

【宿泊】
この日は4時半に起床し、朝食を食べてから自宅を出発。加古川駅で『青春18きっぷ』の4回目のスタンプが押されて入場し、JR神戸線の下り普通列車(223系1000番台8連)で座って姫路駅まで移動しました。

姫路駅では一旦改札を出て自動券売機で福山までの乗車券と新幹線自由席特急券を購入して再入場し、山陽新幹線下り・『ひかりレールスター541号』(700系8連)に乗って一気に福山までワープしました。



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3連休の初日なので自由席は混んでいると思いましたが、当時は541号の前に速達型の『のぞみ601号』(翌年には『みずほ』が走るスジ)が設定されていたこともあり、自由席はE席こそ埋まっていたものの3列の窓側A席は空きがありました。道中、私は車窓風景を眺めていました。

福山駅下車後は3分の接続で山陽本線の下り普通列車335Mに乗り換えるのですが、福山駅は改札が1階、在来線ホームが2階、新幹線ホームが3階の重層構造で、2階在来線ホームに中間改札がないので一旦1階まで下らねばなりません。私はアカンと分かっていても下りエスカレーターを速足で下りて、今度は上りエスカレーターを急いで上りました。そして何とか停車中の335Mに乗り継げました。車両を撮影する余裕はありませんでした…orz 瀬戸内色の115系4連セキG-01編成で、神戸方の先頭車の前照灯はシールドビーム化されていましたが、簡易的な改造工事だったため、「チクビーム」と揶揄されるような独特の外観になっていました。車内は通勤・通学客で混雑していて、私はドア脇で車窓風景を眺めました。今回は主に三原~広島の車窓風景を撮影しました。段々と疲れてきたので着席したくなりましたが、尾道や三原で多くの乗客が入れ替わってもボックス席はなかなか空きません…。しかも、白市辺りからは逆に乗客が増えてしまい、結局は福山~広島でずっと立席となってしまいました…。福山以遠から乗り通す乗客が意外に多くて驚きましたが、『18きっぷ』の旅行客ばかりでなく一般客も多く長距離乗車していました。



イメージ 3「チクビーム」の115系に乗車しました。

広島駅では可部線列車に乗り換えました。可部線といえば2014年8月の豪雨による土砂災害が記憶に新しいです。今回乗車した741Mは可部線の主役と言える105系2連で、103系から改造された4扉車でした。乗車率はさほどではなかったので、立席続きで疲れていたこともあり私は着席して車窓風景を眺め、終点の可部まで乗り通しました。



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可部駅で下車後は改札を出て、可部線非電化区間の廃線跡を徒歩で辿りました。立入禁止の札があり線路へ入れませんでしたが、所々札のない所があり、そこだけは線路に入って歩きました。



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途中からは周辺道路へ迂回しながら先を急ぎ、河戸駅跡に着きました。駅跡は概ね現役時のまま残っていました。その現役時にこの区間を乗り鉄したことがありましたが、河戸駅については記憶がなかったです…。



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その後は往路と違うルートで所々廃線跡を見ながら可部駅まで戻りました。尚、後に可部線の電化復活予定区間は可部~河戸でなく、河戸駅の先にある県営荒下住宅跡地に設置される予定の新駅までということがネットの記事で分かりました。

可部駅からは可部線で広島駅まで戻りました。今回も103系が種車の105系2連でした。乗客が増えそうだったので私ははじめからドア脇に陣取り、車窓風景を撮影しました。



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広島駅到着後は改札を出て、売店で広島駅弁の『しゃもじかきめし』(1,050円)を購入しました。そして駅前広場で座って食べました。美味しかったです。



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昼食後は改札内へと戻り、山陽本線下り・岩国行きに乗車しました。広島地区の更新色をまとった115系4連(N30)で、私は転換クロスシートの海側窓側席に座りました。乗客は多く、観光客も沢山いて混雑していましたが、観光客は宮島口で一斉に下車しました。私は車窓風景を撮影しながらの移動になり、終点の岩国駅まで乗り通しました。



イメージ 8広島駅にて。

岩国駅ではさらに西を目指すべく、新山口行きの普通電車に乗り継ぎました。こちらも更新色の115系4連(N30)で、私は今度も転換クロスシートの海側窓側席に座り、車窓風景を撮影して終点の新山口駅まで乗り通しました。終始、車内は閑散としていました。



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新山口駅ではもっと西を目指すべく、山陽本線の下関行き普通列車に乗り継ぎました。またまた更新色の115系4連(N30)でしたが、前面の行先表示幕に「 L-19 」と編成番号が貼られていました。乗客は少なく、ここでも転換クロスシートの海側窓側席に座り、車窓風景を撮影して途中の厚狭駅で下車しました。



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本当は下関駅まで行きたかったのですが、宿は岩国で取っていたこともあり、これ以上西へ進むとチェックインが大幅に遅れて睡眠時間が少なくなってしまうので、泣く泣く厚狭で引き返すことにしました…。

そして厚狭駅から乗った山陽本線上り列車は更新色の115系3000番台4連(N30)で、私は空いている転換クロスシート山側窓側席に座りました。途中で日が暮れて暗くなってきたので車窓風景は諦めて携帯電話(ガラケー)をいじっていました。3時間弱の乗車で終点の岩国に到着しました。



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岩国駅では改札を出て、コンビニに寄ってからホテルα-1にチェックインしました。そしてコンビニで買った夕食を食べてから入浴し、テレビを観てくつろいでいたら、いつの間にか眠っていました。

(つづく)


今回の新規踏破路線はありません



今回新たに徒歩で訪問した廃線跡

路線名区間備考
JR西日本:可部線可部~河戸(1.3km)2003年廃止。復活予定。
(参考:Wikipedia)