第416回('06) 高崎から在来線で長野へ(しなの鉄道などを乗りつぶし) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2006年8月12日~16日、この年のお盆休みは4泊5日の日程で東北地方や甲信越地方の鉄道路線やロープウェイの乗りつぶし旅行をしました。

今回は3日目後半の行程です。午後は高崎から信越本線ルート(路線バス・しなの鉄道経由)で長野まで移動しました。
今回の日程 2006年8月14日(月) 【後半】

高崎1307(信越本線・137M)1340横川1350(JRバス関東・碓氷線)1430軽井沢1505(しなの鉄道線・列車番号不明『臨時快速ホリデー11号』)1528小諸1529(657M)1619篠ノ井1623(信越本線・1541M)1637長野1711(長野電鉄長野線)1716善光寺下(徒歩)長野駅近くのホテル

【宿泊】
高崎駅にて昼食を済ませた後は、長野を目指します。しかし、今回は長野新幹線(正式名称:北陸新幹線)ではなく在来線ルートを選択しました。まずは信越本線の横川行き137Mに乗車しました。『Suica』のエリア外なので乗車券を購入して入場しました。車両は湘南色115系4連で、車内は空いていたので私はボックス席に座りました。
13時07分に高崎を発車し、信越本線を西へ進みます。車窓風景は次第にローカル色が濃くなりましたが、線路は長野新幹線開業前の幹線輸送時代の名残で複線電化のしっかりとしたものでした。安中駅南側に東邦亜鉛安中精錬所があり、精錬所やそこへ続く専用線・貨車を見ることができました。その後は左手に妙義山を見ながら上り勾配が続き、高崎から33分で山間部にある横川駅に到着しました。構内は広かったようですが、『横軽』の廃止後は縮小されたようです。また、これにて信越本線の踏破が完了しました(廃止・3セク転換区間を除く)。



イメージ 1横川駅にて。

横川駅到着後は駅を出て、『横軽』の代替輸送機関になっているJRバスによるバス路線『碓氷線』に乗り継ぎました。バス停からは「碓氷峠鉄道文化むら」が見え、行きたかったですが、ここは我慢しました…。そして運賃先払い(だったと記憶しています…。このバスは『青春18きっぷ』では乗車不可)でバスに乗り、何とか窓側席に座りました。7割ほどの乗車率でした。

バスは13時50分に横川を発車しましたが、通るはずの碓氷バイパスには入りませんでした。私の乗った便は繁忙期運転の臨時便で、バイパスではなく『横軽』に沿って通る旧道経由でした。バスは途中から山道へと入り、碓氷湖を見ながら進みます。



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そしてアプト式の旧線が通っていた「めがね橋」の場所でバスは徐行し、少しだけサービスしてくれました。

その後はさらに山深くなり、相当登った末に碓氷峠を越え、上州・群馬県から信州・長野県へと入りました。その後は少しだけ下って軽井沢の平地へと入り、程なくして軽井沢に到着しました。40分の道中でしたが楽しかったです。本当は鉄路で碓氷峠を越えたかったのですが、一度も乗れずじまいでした…。また、高々10km少々しか離れていない横川と軽井沢の標高差をバスに乗ってよく実感できました。



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バスを下車後は軽井沢駅へ。お盆の時期とあって多くの人で賑わっていました。この先も私は長野新幹線ではなく並行在来線の信越本線を転換した第三セクター鉄道・しなの鉄道で長野を目指すべく、篠ノ井までの乗車券を購入して改札を通りました。そして私は15時39分発の長野行き2659Mに乗ろうとしていたのですが、案内板には15時05分発の小諸行き『臨時快速ホリデー11号』が先発するとのことでした。時刻表に載っていなかったので驚きましたが、軽井沢への観光輸送の為にお盆の時期は増発しているようでした。そしてホームへ下りるとすぐに折り返し『臨時快速ホリデー11号』になる列車が入線していました。私は115系を予想していましたが、車両は何と急行形の169系でした! 



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しかし塗色は湘南色ではなく、しなの鉄道色でした。私は早速車内へ入ると、座席はボックス席ではなく簡易リクライニングシートでした。私は座席を倒して進行方向へ回転させて座りましたが、しばらくして私と通路を挟んで反対側へ乗ってきたカップルが座席の回転方法に迷っていたので、私が教えながら回転させると、えらく感謝されてしまい、逆にこちらが恐縮してしまいました…。



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最終的には6~7割の乗車率になり定刻に軽井沢を発車。第三セクター鉄道の路線とは思えない軽快な走りで快調に飛ばします。浅間山や農村風景を楽しみながら23分、終点の小諸駅に着きました。

小諸駅では1分の接続で長野行き657Mに乗り継ぎました。今度は115系3連でした。猛ダッシュで乗り継いだので何とか窓側席を確保できました。しかし小諸では下車客や小海線への乗換客も多かったようで、657Mの乗車率はさほど高くありませんでした。
そして657Mは定刻に小諸を発車し、上田までは2004年に踏破済なので、2年前に眺めた風景をもう一度見ながらの道中でした。かなりの乗車があった上田からは初乗車区間へと入ったので、必死に車窓風景を眺めました。そして千曲川を渡ってしばらくすると篠ノ井線との連絡駅で、しなの鉄道線の終点である篠ノ井に着きました。16時19分でした。下車後は橋上駅舎の外へ出てからすぐに切符を買って再入場しました。因みにこの付近を並走する長野新幹線は地平を走っていて、橋上駅舎は新幹線を跨いでいます。



イメージ 6篠ノ井駅にて。

篠ノ井駅からは、小淵沢発篠ノ井線経由長野行きの1541Mに乗車しました。長野色115系3連で、車内は混雑していたので私はドア脇へ。篠ノ井からはJR運営の信越本線を走り、14分の乗車で終点の長野に16時37分に到着しました。高崎から丁度3時間半の旅でした。

長野駅では『みどりの窓口』にて翌日使用予定の『信州北回廊パス』(連続2日間有効・利用開始日は購入時に指定。2,500円)を購入しました。その後は早々と駅近くのビジネスホテルにチェックインしましたが、まだ17時です。もう一頑張りしようと思い、善光寺へ行くことにしました。そのために長野電鉄の善光寺下駅から善光寺へアクセスすることとし、身軽な状態でホテルを出て地下にある長電の長野駅へ向かいました。そして早速『信州北回廊パス』を使い改札内へ。元・営団日比谷線の車両だった3500系2連の普通電車に乗り、3駅先の善光寺下駅にて下車しました。普通電車の乗車率はそこそこ高かったです。善光寺下駅は地下駅なので地下鉄で移動したような気分になりました。また、善光寺下駅は古くて薄暗く、名鉄瀬戸線の東大手駅と似たような雰囲気でした。



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その後は改札で駅員に善光寺への行き方を聞いてから地上へ出て、市街地の狭い道を通り10分ほどで善光寺に着きました。



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もう夕方だったからか参拝客は少なかったです。私は参拝を済ませ、長野駅方面へ通じる参道を南へ歩きました。門が改修工事中(?)だったと記憶しています。そして参道をしばらく歩いているとお腹が減ってきて、権堂付近でアーケード商店街を発見したので東へ逸れて飲食店を探しました。すぐに「マクドナルド」が見つかったので店へ入り、ビッグマックのセットを食べて空腹を満たしました。
その後は食後の運動がてら、権堂駅から長野駅まで歩きましたが、私が歩いた道路は長電の地上線跡を整備した「長野大通り」でした。そして市役所前駅を経て10分少々歩くと長野駅に到着し、コンビニへ寄ってからホテルへ戻りました。
入浴後、22時頃には就寝しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:信越本線高崎→横川29.7km踏破達成!
しなの鉄道:しなの鉄道線軽井沢→小諸22.0km
しなの鉄道:しなの鉄道線上田→篠ノ井25.1km踏破達成!
(参考:Wikipedia)