第295回 高速バスで四国・徳島入り。鳴門線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2004年10月16日、明石海峡大橋を渡る高速バスを利用して四国・徳島県へ。
日帰りの乗り鉄旅行に出かけました。
今回の日程 2004年10月16日(土) 【前半】

加古川824(JR神戸線・3216M新快速)834西明石838(普通)846舞子(徒歩)高速舞子916(高速バス『阿波エクスプレス神戸号・53号』)1003高速鳴門1018(すろっぴー)1019鳴門市観光情報センター1025(タクシー)1030鳴門1049(鳴門→高徳線・741D)1131徳島

【後半へ続く】
この日は朝7時頃に起床し、朝食を済ませてから8時頃に自宅を出発。加古川駅を8時24分に発車する上り新快速(223系12連)に乗りました。平日であればラッシュ後の時間ですが、土休日は神戸や大阪へ遊びに行く乗客が多く、この時間は平日並みに混んでいます。と言っても、私は座席に座らずに次の西明石で下車しました。下車客はわずかでしたが、反対に乗車する客は多かったです。
西明石では跨線橋を渡り、普通電車に乗り換えました。車両は201系7連で、車内はガラガラでした。当時は321系のデビュー前で、201系がバリバリの主力として活躍していました。そして私は3駅先の舞子で下車しました。舞子で下車したのは久しぶりですが、私が小学生の頃は祖父母が舞子に住んでいたので、東海地方からの帰省の際にはよく利用していた駅です。海側には海水浴場や抜群の眺望を誇るマクドナルドがありましたが、明石海峡大橋の建設により風景が一変してしまいました…。まぁ、舞子で下車したのは、その明石海峡大橋を通る高速バスに乗るためだったのですが…。

舞子駅の『みどりの窓口』で、鳴門までの高速バスの乗車券を求めましたが、当時の記憶が曖昧でして、「車内で買って下さいと言われた」または「その場でチケットを買った」のどちらかだったと思いますが、忘れてしまいました…。その後、私はエスカレーターで橋へ続く神戸淡路鳴門自動車道上にある高速舞子バスストップまで登りました。そして、しばらく待っていると徳島行きの高速バス『阿波エクスプレス神戸号・53号』が入って来ました。西日本JRバスによる運行便でした。バスの乗車率は高く、窓側席は全て埋まっていました。私は通路側の席になってしまいました…(指定の座席か空席乗車だったのか忘れてしまいましたが…)。



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舞子駅にて。対岸は淡路島です。
高速舞子バスストップは明石海峡大橋の手前にあります。

バスは高速舞子バスストップを発車し、明石海峡大橋を渡りましたが、通路側の席ではまともに景色を見られませんでした…orz これは約40分後の大鳴門橋でも同様で、鉄道・バスに関係なく車窓が大好きな私としては、とても損をした気分になりました…。まぁ、私が事前に乗車券を購入していればよかったので、自業自得と言われれば反論の余地はありませんが…。
そして私は満足できない状態で四国入りして、鳴門市から大きくなった企業・大塚グループのオロナミンCの大看板(だったはず)が窓から辛うじて見えると、2つ目のバス停である高速鳴門バスストップに停車。私は下車しました。



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高速鳴門バスストップにて。

高速鳴門で下車したのは、鳴門線を乗りつぶす目的の他に、丘陵上にあるバス停と海沿いの鳴門市観光情報センター(バスターミナル)を結ぶスロープカー・『すろっぴー』に乗るためでした。スロープカーは法的にはエレベーターの一種で、車椅子でも楽に坂道を上り下りできます。私は一度観光情報センターまで徒歩で往復し、『すろっぴー』の全容を眺めてから、バス停側の乗り場から『すろっぴー』に乗りました。搬器はゆっくりと下り、全長161mを90秒かけてゆっくりと観光情報センターまで下りました。あっという間でしたが、楽しかったです。乗車中の写真を撮らなかったのが悔やまれます…。



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鳴門名物(?)の『すろっぴー』です。

『すろっぴー』を乗り終えた後は、鳴門線の終着駅である鳴門駅へ向かうべく、観光情報センター前にある路線バスのバス停にて時刻表を見ましたが、タイミングが悪くすぐに乗れる便がありません…。今は10時20分で、次の鳴門発の列車が10時49分…。歩いて行っても間に合いそうですが、道に迷ってしまうと乗り遅れてしまい、次の列車まで1時間以上待たねばなりません…。ここで私は、前回の九州において、乗り鉄で初めて利用したタクシーを今回も利用して、わずか4~5分で鳴門駅に到着しました。人間一度楽することを覚えると、それに依存してしまい…と子供の頃にどこかで聞いた覚えがありますが、私はこれ以上タクシーに依存してはダメだ!と鳴門駅到着後に自らを戒めましたが、その後はさほどタクシーを利用せず、依存症にはなっていないと思いますw

さて、タクシーのおかげで鳴門駅では列車の発車まで時間的余裕ができたので、駅をじっくり観察することができました。券売機で乗車券を購入して改札を通り、狭い島式ホームへ向かうと、すでに徳島行き列車が入線していました。車両はキハ47形の2連で、発車直前にはすべてのボックス席が1人以上座った状態になりました。



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鳴門駅にて。

列車は定刻に鳴門を発車し、住宅地の中を走りこまめに各駅に停車していきます。鳴門線は営業キロが8.5kmですが、その中に7駅がひしめいていて、まるで私鉄路線のようです(現に鳴門線は私鉄買収路線です)。そしてY字型の駅構造が特徴的な池谷からは高徳線へ直通し、今度は田園風景の中を走ります。駅ごとに乗客が増えて座席はほぼ埋まりました。そして吉野川を渡ると市街地へと入り、高架線となって佐古で徳島線と合流。佐古からは右側を走る徳島線と単線並列の形で高架線を走り、地上へ下りると終点の徳島に到着しました。兵庫県民の私にとっては近くて遠い徳島で、今まで来ることができませんでしたが(徳島県内を走る路線としては2003年に土讃線を乗りつぶしました)、今回ようやく念願の徳島市・徳島駅への訪問が叶い、嬉しかったです。

到着後は改札を出て駅前の様子を見てみました。南国ムードが漂っていて、駅前には百貨店の『そごう』がありました。『そごう』を見るといつも、2000年に閉店した『加古川そごう』を思い出してしまいます…。その後すぐに飲食店を探しましたが、駅ビル内に「ロッテリア」を発見し、さっさと昼食を済ませました。



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徳島駅にて。南国ムードが漂っています。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
鳴門市:すろっぴー高速鳴門バスストップ→鳴門市観光情報センター161m参考記録
JR四国:鳴門線鳴門→池谷8.5km踏破達成!
JR四国:高徳線池谷→徳島10.3km
(参考:鳴門市観光コンベンション株式会社のHP、Wikipedia)