第203回 錦川鉄道線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2003年3月1日~2日にかけて、この年初めて泊りがけで乗り鉄をしました。
目的地は宮島・岩国方面でした。

今回より数回に分けてUPしていきます。
今回の日程 2003年3月1日(土)

加古川833(山陽本線・709K快速)848姫路902(1411M)921相生925(山陽新幹線・こだま611号)942岡山956(ひかり179号)1040広島1047(山陽本線・呉線直通638M)1055海田市1056(1637M)1103広島1150(2441M)1235岩国1312(岩徳線→錦川鉄道錦川清流線・531D)1413錦町1425(岩日北線の未成線・きららトレイン)1505雙津峡温泉1540(きららトレイン)1610錦町1641(錦川清流線→岩徳線・542D)1744岩国

【宿泊】
この日も朝が遅く、スタートから出遅れてしまいました。天気も悪かったです。まずは自転車で加古川駅へ。電車待ちの時間に携帯でホテルへ予約の電話を入れ、トップランナーの709Kに乗車しました。この709Kは今や本線系では少数派になった113系の、しかも基本7連と付属4連を併結した11連でした。写真を撮らなかったのが悔やまれます…。車内はガラガラで、1ボックスを独占して姫路駅まで移動しました。

姫路では岡山行きの1411Mに乗り継ぎました。車両はカフェオレ色の115系4連で、車内は転換クロスシートでした。『青春18きっぷ』期間の初日だからか、すでに満員状態で、私はドア脇で辛抱して相生まで移動しました。

相生からは新幹線でワープします。特定特急券(940円)を求め、『こだま611号』で岡山まで乗車。車両は何と新型の700系B編成16連でした!当時の私にとって700系は敷居の高い車両だったので、『こだま』で乗車できて得した気分になりました!

岡山からは在来線で移動する予定でしたが、完全に新幹線の誘惑に負けてしまい、一度改札を出た後に広島までの自由席特急券を買い直して再入場。100円ほど損しました…。実はこの日、『18きっぷ』ではなく普通乗車券を使用していて、特急料金をケチるために極力在来線を使おうとしたのですが……。
岡山から乗車した『ひかり179号』は、これも希少価値の100系G編成16連で、ガラガラの自由席に乗車してトンネルの合間に見える車窓風景を楽しみました。そして終点の広島で下車しました。

広島では海田市までの往復乗車券を購入して、広行き電車(115系4連)に乗車。呉線の上り電車のみが走る海田市駅西側の高架渡り線を踏破しました。海田市ではすぐに下りの1637M(115系4連)に乗車。広島まで引き返しました。
そして広島駅では一度改札を出て「マクドナルド」で早めの昼食を済ませました。

広島駅からは2441M(115系4連)で岩国まで乗車。今回は全く103系に当たりませんでした。
そして岩国からは錦川鉄道の錦町行き531Dに乗車しました。南端の切り欠きホームへ向かい、列車を待ちました。車両はNT-2005の単行で、私は何とかボックスシートをゲットできました。乗客は10人ほどでした。

列車は定刻に岩国を発車し、岩徳線を走ります。そして川西を過ぎて山の中にある森ヶ原信号場で右へ分岐し、岩徳線と分かれました。しばらくすると山陽新幹線との交点にある御庄駅に着きました。新岩国駅に近いのですが、確か乗降はゼロだったと思います。その後はひたすら錦川に沿って峡谷を走ります。雨が降っていて、景色は満足に眺められませんでした…。そして岩国から61分で終点の錦町に到着しました。乗客は4~5人にまで減っていました。



イメージ 1

イメージ 2

2枚とも錦町駅にて撮影。

錦町駅からは未成線の岩日北線を走るトロッコ自動車『きららトレイン(現在はとことこトレイン)』に乗ろうとしました。しかし予想に反して客は誰もおらず、3月1日運転開始のはずなのですが…。私は錦町駅の窓口で係員に聞いてみました。すると「やってますよ」との返事が。そう聞いてホッとしました。私はチケットを求め、『きららトレイン』乗り場へ急ぎました。そこには先ほどいなかったはずの男女1名ずつの夫婦のような係員が待っていました。そして女性係員に案内され、私は先頭のトロッコ(?)に乗車しました。この車両は以前「山口きらら博」で使用されていたそうです。



イメージ 3

錦町駅にて撮影。写真奥の広瀬トンネルにはイルミネーションが施されています。

私が乗るとすぐに『きららトレイン』はゆっくりと発車しました。すぐに広瀬トンネルに入ると、壁には蛍光塗料などでデザインされたイルミネーションが施され、とてもきれいでした。このトンネルは『きらら夢トンネル』の愛称が付けられています。その後もゆっくりと走ります。ガイド役の女性係員には、「あなたが今年(2003年)初めてのお客さんなんですよ~」と言われ、ビックリしました。私の乗った便がこの日の最終便で、ということは、この日の客は私だけということに!? 確かに天気は悪かったですが…これではもう何年も持たないかな…と心配してしまいました。しかし、その後に「とことこトレイン」と名称を変え、車両が更新されて今も運行していると知って一安心しました。
雨が強く景色が望めない中で係員の女性と話しながら40分、終点の雙津峡温泉(そうづきょうおんせん)駅に到着しました。この先のトンネル前にはフェンスが張られていて、行く事ができませんでした。
折り返しまでの間、係員の女性に傘を借りて駅周辺を散策しました。



イメージ 4

雙津峡温泉駅にて撮影。未成線はこの先も続いていますが立ち入ることはできません。

雙津峡温泉駅からも係員の女性と話しながら来た道を戻りました。錦町駅に着くと私の写真を撮って頂き、私も2人の係員を記念撮影させていただき、最後はお互いにお礼を言って別れました。あの時の2人の係員は今も「とことこトレイン」の仕事を継続されているのか、気になります…。

この日の最後は錦町駅からNT-2001で運転の542Dに乗って岩国まで戻りました。途中で雨はようやく止みました。
岩国で下車後は「ほか弁」で弁当を買ってから「ホテルアルファーワン岩国」へチェックイン。夕食・入浴後はTVを観ながら過ごし、23時頃に就寝しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
錦川鉄道:錦川清流線川西~錦町32.7km踏破達成!

今回踏破した廃線跡

路線名区間備考
錦川鉄道:岩日北線錦町~周防深川付近の雙津峡温泉(約6km)未成区間
(参考:Wikipedia)