阪神本線の沿線概況 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

阪神本線の記事が制限文字数をオーバーしてしまったため、沿線概況は要約して掲載しています。ここでは、当初掲載しようとしていた沿線概況(梅田から元町へ)を長々と書いています。



梅田駅を発車すると、しばらくは地下を走ります。ちなみに、かつては梅田駅を発車するとすぐに地上に出ていました。福島を過ぎると地上に出て大阪環状線をくぐり、そのまま一気に高架線に上がり野田、その後は市街地を走り、淀川駅を過ぎると長い淀川を渡ります。渡り終えると姫島、その後神崎川を渡ると千船、さらに左門殿川を渡ると大阪府大阪市から兵庫県尼崎市に変わり、杭瀬を過ぎると左へカーブして阪神なんば線(2009年3月までは西大阪線)が寄り添うと大物です。

大物は線路別の配線で、本線の元町方面と阪神なんば線の大阪難波方面は同一ホームで乗り換え可能です。また、大物~尼崎は阪神唯一の複々線区間(実際は阪神なんば線との二重戸籍区間)です。

大物を発車すると本線の下り線が高架橋で阪神なんば線の上下線を跨ぎ、方向別配線に変わります。左手(南側)には尼崎工場・車庫が見渡せます。そして尼崎に到着します。

尼崎駅は3線ずつの方向別島式ホーム4面6線で、2番線と5番線に停車している電車を利用して、階段を上下することなく阪神本線と阪神なんば線の乗換ができます。

尼崎を発車後も市街地を高架橋で走り出屋敷、そして尼崎競艇場が北隣にある尼崎センタープール前と進み、武庫川の手前で高架橋は終わり、梅田発車後初めての踏切に出合います。そして踏切を過ぎて武庫川を渡る橋の上に武庫川駅が設置されています。武庫川駅は川の両岸に出口があります。また、武庫川駅が尼崎市と西宮市の境界で、西宮市側には武庫川線が分岐しています。

武庫川駅を発車後は地平に下り、住宅街の中を走ります。尚、武庫川~甲子園間は高架化工事が始まっています。鳴尾を過ぎると高架に上がり、阪神タイガースの本拠地であり、高校野球も開催される甲子園球場最寄りの甲子園駅に到着します。

甲子園駅は観客の大量輸送の為に2面4線の島式ホームの他に、両端の線路の外側にもホームが設けられています。

甲子園駅を発車すると市街地を高架で走り、久寿川付近で地平に下りますが(踏切は無し)、その後再び高架区間になり、阪急今津線との乗換駅である今津、その後もしばらく市街地を走り、左カーブする地点にかつて西宮東口駅がありました。ホームの用地だけは残っていて、そこだけ高架橋が広くなっています(下り線のみ)。
そして西宮東口駅跡を過ぎてすぐに、ホームの西半分が屋根に覆われた西宮駅に到着します。駅の屋上は駐車場になっています。
ちなみにJRの西宮駅とは離れています。

西宮を発車後も市街地の高架線を走ります。夙川を渡る地点には香櫨園駅があります。その後は保線用の基地も左手に望み、高架橋を下りて芦屋市に入ります。相変わらず住宅街の中を走り打出に着きます。打出駅の所在地は「芦屋市打出小槌町」で、打出の小槌伝説ゆかりの地だそうです。その後も住宅街を走り、芦屋川を渡る地点に芦屋駅があります。

芦屋を発車するとすぐに神戸市に入り、住宅街を踏切のある地平区間で走りますが、神戸市側の地平区間は2011年1月現在、高架化工事中です。深江、青木(おおぎ)と進み、築堤を上がると住吉川を越える手前に六甲ライナーとの乗換駅である魚崎に着きます。魚崎を発車後に高架区間に入り、右へカーブして住吉を過ぎるとすぐに御影に到着します。御影駅は左カーブの途中にホームがあり、その関係で車体長が長い近鉄車も使用される阪神なんば線直通の快速急行は通過となっています。

御影を発車後すぐ、石屋川駅を過ぎると左手には高架式の石屋川車庫があります。

そして灘区役所に近い新在家、かつては山陽電気鉄道からの特急の終着駅であった大石、以前は路面電車の阪神国道線との乗換駅であった西灘と進み、高架から一気に地下へ潜ると岩屋に着きます。ここから先は地下区間で、途中から国道2号線の下を走り、かつては狭くて危険な島式ホームが有名だった春日野道駅を過ぎてしばらくすると神戸市のターミナル駅である三宮に到着します。

三宮駅は元町方面へ直通する2線と、南側に梅田方からの行き止まり式の1線がありますが、現在、三宮駅は改良工事中で、元町方面への直通線は両端に、そして折り返し線は中央に移設される予定です。

三宮駅の百貨店は阪神百貨店ではなく『そごう』です。
阪神・淡路大震災でダメージを受けましたが、現在は一部縮小の上修復されています。

阪神本線は三宮で終点ではなく、さらに1区間走ります。三宮を発車すると引き続き地下線をゆっくりと進み、両渡りポイントを通過すると阪神本線としての終着駅である元町に到着します。

元町駅は終着駅ながら中間駅の構造そのもので、島式ホーム1面2線で、ほとんどの電車が神戸高速鉄道へと乗り入れて行きます。