ゴールデンウイークの前半、4月28日、次女と白金に遊びに行った。

 

 

池の鯉が大きくて綺麗な色だった。

 

つつじやサツキが満開に近かった。

 

 

最初に行ったのは、八芳園で庭を散策した後にランチを食べた。

 

 

スープとサラダ

 

新じゃがと鰆

 

後は、デザートとコーヒーだったかな。最近すぐ忘れるわ。

 

次に明治学院大学を目指していたのだが、八芳園に行く途中でチラリと見えた寺が気になったので、大通りにもどって行ってみた。

 

驚きの光景だった。

 

寺の境内と思えない。

 

 

 

記憶がよみがえる。この景色は見たことがある。そうだ、瑞聖寺だ。いつだったかテレビで見て検索し、いつか行こうと思っていた寺だった。すっかり忘れていたが、そうか白金にあったのか・・。

 

ゴールデンウイークなのに人は誰もいなかった。御朱印帳を持っていったので、社務所で書いてもらった。その時に、この建物は隅研吾の設計ですかと尋ねたら、そうですという答えが返ってきた。

 

池に映る大雄宝殿(重要文化財)が本当にきれいで見事だった。

 

気をよくして、もともとの目的だった明治学院大学に向かう。

 

手前が、愛読書の『死ぬまでに見たい洋館の最高傑作』に載っているインブリ―館。

可愛らしい洋館だ。中は非公開だが、11月のイベントで見れるらしい。

 

近くの歩道橋から撮影した。インブリ―館横の明治学院記念館もいい感じの洋館だ。

本には18館の東京エリアの洋館が載っているが、まだ11館行っていない洋館がある。

これからも暇を見つけて行きたい。次女がつきあってくれるので嬉しい。

 

次に八芳園でチラシをもらっていた「京都パンフェス」に次女が行きたいというので

行ったら楽しかった。関西出身の私にはサンライズという名前が懐かしかった。

関西では、メロンパンをサンライズと呼ぶ。京都の漬物もおいしそうで買ったので、

4000円分も買ったわ。

 

 

プラチナ通りのイチョウの緑が美しかった。

 

さあ帰ろうとして、地下鉄の駅に入ろうとしたら、また雰囲気のよさそうな建物が目に入った。疲れていたけど、何の建物かだけ確認しに行ったら、守衛さんが、ここは建物の一部で「港区立郷土歴史館」ですよと教えてくれた。そしてこの道から正面にまわるとびっくりするからぜひ行って下さいと言われた。その名前に覚えがあった。「もしかして三田から移転した歴史館ですか」と聞いてみると、「そうです」と言われたので、また驚いた。アンテナに引っ掛かったと思った。

 

三田駅からスクーリングや、科目試験、卒業試験など何度も慶応に向かう道で三田図書館前を通る。そこに移転を知らせる掲示が出ているので、なぜか気になっていた。美術館には興味はあるが、歴史館には興味がないはずなのに、何度も目についたので覚えていた。そして、その見物は、その日、最大のヒットになった。

 

なんと素晴らしいたたずまい。

前庭には池がある。噴水もついているそうだ。

 

この建物は、東京大学建築学科教授の内田祥三により設計され、昭和13(1938)年に建設された旧公衆衛生院を平成30(2018)年に改修し、港区立郷土歴史館を含む複合施設として生まれ変わったものだった。

 

なるほど、東大に似ていると思ったら、同じ人の設計だったのか。

 

エントランスホールに入ると吹き抜けが見える。お洒落だ。

 

展示は、プロジェクションマッピング、タッチパネル、体験、クイズ、直接触れるコーナーなど、楽しかった。しかも企画展は私の興味のある「江戸の本」だった。ゴールデンウィークなのに観覧しているのは、数人しかいなかったので、ゆっくりできた。働いている人は皆親切で、優しく声をかけてくれた。

 

見物展示の「旧講堂」はタイムスリップしたようで、感動した。

 

最大にラッキーだったのは、今通信で学芸員の資格をとるコースでいろいろ勉強しているが、その科目の一つの課題レポートがこの博物館の見学で書けそうだ。学芸員に相談したら、ショップで図録を販売していると聞いて喜んで買った。これで、情報を集めて書けそうだ。

 

ゴールデンウイークと言っても、次女は有給も使って、10連休だが、私はいつも通り休みは日曜日と月曜日だけだ。この日は、私の趣味が満たされた素晴らしい日だった。

 

都内は、混んでいるところは、混んでいるけど、空いているところは、いつもより空いていると思う。八芳園でさえ、レストランに空席があった。テレビで穴場と言うと、穴場でなくなるので、外国人旅行客が行かないようなところを探すといいと思う。