パドレ・プロジェクト。 | 光庵の明日は泡のその向こう

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ビールの中にポッカリ浮かぶ脳でタラタラと書きました。

昨日、新宿K‘sシネマで「パドレ・プロジェクト父の影を追って」を観た。ハーフとして日本で育った監督本人が、生きているか死んでいるのかも分からないイタリアに住んで居るだろう父を探しに行くというドキュメントだ。カメルーンの父と日本人の母はイタリアで出会い、母は彼を日本で一人で育てた。その母も認知症になり施設に入っている。今となっては聞き出せる父の情報は乏しかった。それでも、彼は限られたお金と時間を使い旅立った。行く前に花束を持って母に会いに行く。苦労したであろう母は優しく微笑み、その花を慈しむ。いい予感しかしない。

そして、イタリアでは多分生きずらいからこそのアフリカ系の人々の繋がりに助けられていく。ナレーションは監督本人で、とても良いいですね。帰って来て、旅の結果と花束を渡せば、母はまた彼に優しく微笑むのだった。