憶えている。 | 光庵の明日は泡のその向こう

光庵の明日は泡のその向こう

ビールの中にポッカリ浮かぶ脳でタラタラと書きました。

憶えている。公務員の父の仕事の関係で小学校を3回転校した。1学年が500人のマンモス校から、20人1クラスと色々だったが、どんなところでも同じ様に緊張し、暫くの間は疎外感を感じていた事を。。

「コット、はじまりの夏」を観た。家庭の事情で、田舎の親戚に預けられた少女コットの短い一夏の物語。

寡黙な彼女は家族や学校の中で、はぐれ者扱いされていた。しかし、ぶっきらぼうだがコットのことを認めてくれる叔父さんと、心優しいその妻夫婦との暮らしの中で、少しずつ心は救われていく。映画の中の彼女と比べれば自分の小学校時代なんて、えらく可愛いもんだったが、ふと思い出した。

全編アイルランド語で、説明的な台詞も少なく心地良い静けさでした。だから、映像から想像する。そうして、ラストは想像力ぱんぱんでした。Good。