第14話 秘密基地 | south korean

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1993年~1996年度までのリアルな韓国留学話を一部フィックションを交え物語形式で記載しております。

物語の中、もしくは韓国の事に質問がありましたら、わかる範囲内でお答えもします。(時間があれば)

悪魔での自己満足の世界になりますのでご注意下さい。

今,中国出張中で,今日は少し飲んでおります。

この勢いで書きます!!!!(読者の皆様,適当ですいません。)


14話 秘密基地


ここで,僕が留学生活を送っていた,地区の事を書きます。

何話かでメガネ,ギョンジニ,チフン君の近所に住んでいると記載しておりましたが

僕が住んで居た所は済州島のオラドンって所です。

別にこれといった特徴も無く,済州島の陸上競技上の近くになります。


生活もあっとゆうまに6ヶ月以上経ちまして,道もある程度覚えましたし,奇跡的にチフン君との関わりも

ほぼ0状態でした。


近所で遊ぶとなれば虫取りやサッカーがメインでしたが,僕がエアーガンをヨンジュおじさんから買ってもらった

事をきっかけにエアーガンの撃ち合いが大ヒットしたのです。

当時の済州島では今のようなガスを充電して,威力があるやつでは無く,アナログ式といいますか

単発で発射するマニュアルタイプの奴です。


今では100円ショップでも売っているような玩具に少し毛が生えた程度と想像してください。


僕が購入したのはウィルスミス45径かな????(良く分かりませんが・・・・・)

僕が購入後,直に真似して購入したのがギョンジニです。彼はコールド45だったと思います。


最初は僕とギョンジニが撃ち合いをして,メガネはダンボールで作った盾と刀もどきで3人で野犬退治や

お互いを撃ち合ったりしてました。


ここで,びっくりする出来ごとがあり,何処で噂をききつけたのかチフン君がM-16をもって登場ですわ!!!

しかも彼のは連射式です。 俺は嫌な予感をしておりましたが・・・・・彼は今まで俺ともめてた事なんか

無かったように僕たちに溶け込んできたのです。


しかも俺にも優しいし!!!僕はまったく持って意味不明状態でしたが,子供だったのでエアーガンを持って

いる人数が増えただけで嬉しくて,そのまま何事も無かった事の用に一緒に遊ぶようになりました。

チフン君の家も金持ちだった事を1年後に知りました。家もりっぱな三階建ての家でお父さんは貿易会社と

 海鮮料理屋を経営しておりました。


僕はメガネがダンボールで作った盾で遊んでいるのがかわいそうで,ヨンジュおじさんにおねだりして

もう一丁エアーガンを買ってくれるように駄目元で頼んでみたら,チフン君がM-16を持っているのを何処で

見たのか僕にレミントンを買ってくれて,ヨンジュおじさんが僕に言った衝撃の一言が「チフンを殺せ!


今思えばヨンジュおじさんは僕がチフン君から苛められてたのを知っていたみたいです。さすが大人だな!!!

これで僕を含め4人がエアーガンを持つようになり次に必要なのは基地と悪役です。


悪役はなかなか適役者及び志願者がいなく,先に基地を作る事に話がまとまりました。

ここでポイントですがなんと僕自身が皆の言っている韓国語を理解している事に気がつきました。

(これは進歩です。)


秘密基地を作る為に虫とりをしている丘や,人気無い場所を探してみましたが,野犬もいるので

少し危険と判断して,もっと近所及び少し人気のある場所にする方針でもう一度,検索作業を再開しました。


しかし,思っていたよりもこれが探すのに一苦労どころの話でありません。あまり近所だと近所のおじさん達に

うるさい!としかられ,人気のない丘側に行くと野犬,蛇に怯える始末・・・・・・・・。


どこかいい所ないかと真剣に悩んでいる時に僕が暮らしてる家の前に空き地があり,そこはミカンを運ぶ小さめの

コンテナが積んでありました。

これに僕が目をつけてその敷地内でコンテナを組み立てて,基地を作る事を提案しました。

しかし問題点が2点あり,その敷地に入るには,はしごが必要な事。鍵がかかっており,塀も高い為!

もうひとつは誰の所有物かが分からないので,みつかると,しばかれる可能性が非常に高い事。


しかし,基地に飢えてた僕たちはお構い無に進入して2時間あまりで秘密基地を完成させました。

小さめのコンテナなので組み立てが簡単だし,ブロックみたいで直に基地らしい基地になりました。

これには感動したことを覚えております。

基地が完成したら,皆が食べ物や自分の宝物,どの国の男共も一緒だと思いますがエロ本も持って

くる奴が必ずいますね!!!!

食べ物は虫に食われ!エロ本は雨に濡れ!まぁこれが現実ですね!


そこで2対2に分かれて気のすむまま撃ち合いをして,帰る日々が何日か続き

ある日曜日に撃ち合いをしているさなか所有者が現れたのです。これはしばかれる覚悟をして

所有者の前に整列をした瞬間!チフンがお父さんと言いました!!!


そうです、土地の所有者はチフン君のお父さんで,知人のミカン畑をしている方がコンテナの置き場所に

悩み,間借りしていたようです。


チフン先輩!自分家の所有している土地ぐらい知っておけよ!なんの為にはしごを用意してん!!!

しかも,基地を探すのにも苦労せずに出来たやろ!!!と言いたいです。


でも今でも良い思いでですし10年近く逢っていないチフン先輩に再会した時には酒の肴になる話だと

思います。


終わり