昨夜から今朝にかけて 風雨は荒れに荒れた。

〝むべ 山風を嵐と云うらむ〟この古今集の詞(ことば)通りだった。

怒りを神が代弁して下さった そんな気もする。今も風はあるが 唸り狂う程ではない。

 

晩飯を載せる前に この歌を取り上げておこう。「小倉百人一首」にもある 誰もが知っている歌だ。

 

「古今集=古今和歌集」の詞書(ことばかき)に「是貞の親王の家の歌合せの歌」とあり、

作歌の「文屋康秀(ぶんやのやすひで)」は、生没不詳だが古今集成立(905?)前の平安時代前期の人物(800年代末に没?)だと思われ 低官位だが六歌仙の一人である。

 

  〖吹くからに 秋の草木の  しをるれば 

                むべ山風を 嵐といふらむ〗     文屋康秀

 

   ※ しをる➡草木が色あせて ぐった りする

   ※ む べ➡成程

   ※ 山 風➡山から吹き降りる風

   「山」+「風」=「嵐」

   「嵐」=「荒し」との掛調(かけ語)で、秋の草木を荒らし枯れさせる意を含む

  

   歌訳(苅谷):山から吹き降りる風が吹くや否や  秋の草木がぐったりするので

         成程そうか 山風のことを 嵐というのだなぁ

 

そんな夜だった昨日は。     
 

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さて晩飯のブログアップが遅れてしまった。我 渾身の出来なり と思っているが…

頂いたリンゴサラダが美味かったので、自分も作ることにしたが マヨネーズが ほんの

少しゝかなく、美味かったけどリンゴサラダがチョッと気になった。

まッ いいか 写真も旨そうに見える。えッ リンゴの皮? いいんです自分しか食べる奴いないので(笑)

 

これは最高でしたよ。豚肉とニンニクの茎をオリーブオイルで炒めながら、醤油・

てんさいの砂糖を加え 味見しながら、味噌少々と水を軽く混ぜ合わせて完成。

 

 

という訳で一件落着 腹の中へ。明日は社長の月命日 師走はいつも行く日だ。

おそらく晴れる。