顔に剃刀を当て 身体を洗い シャワーで流し、

湯舟にゆっくり浸かって暫くすると額に汗が滲む。何んとも言えない至福のひと時。

 

昆布あり 大根あり 昆布つゆ有り、何が無いかと云うと ブリの切り身だ。

ブリの切り身を買いに行けばいいのだか 雨がパラパラ。

せっかくいい湯に浸かって身体ポカポカ。出かけるのが億劫だ。

 

冷蔵庫を調べる。これはどうだろう? 冷凍室に帆立が4個… え~い やっちゃえ!

という訳で、晩飯はブリ大根ならず「ホタテ大根」にした。

               【荏胡麻の葉の上にに有るのがホタテ】

 

   

       【大雪山トマトジュース】     【付け出しならず 搾菜・刻みネギ・梅干し】

 

 

旨いぞ 美味い。帆立も味がよく滲みてる。しかし、やはりブリには敵わない。

自分の怠慢で作った晩飯、文句を言うと罰が当たりそうだ(笑)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今夜は雨が少し降ったが、同じパラつくなら雪の方が風情がある。

万葉集に こんな歌がある。

 沫雪(あわゆき)の ほどろほどろに 降り敷(し)けば 

                  奈良の都し 思ほゆるかも   巻8-大伴旅人

 ※ほどろほどろ➡はらはらと。まだらに。  

   意訳(苅谷):淡雪が はらはらと 降り積もると 奈良の都が 思い出されてならないなぁ。

 

大伴旅人(おおとものたびと=665~731)は、大伴家持の父で この歌を作った時は

筑前国(福岡県)の太宰帥(だざいのそち=大宰府の長官)として赴任しており、奈良の

平城宮ほど雪を見ることは無かったが、久しぶりに降った雪を見て、平城宮を恋しく想い出している。そんな歌だ。