昨日の夜食は久々の即席ラーメン。荏胡麻・九条ネギ・牛肉・アスパラを加えた。
昨夜は8月2度目の満月だったが、薄雲を通して浮かび輪郭がくっきりしなかった。
9月1日の今宵十六夜(いざよい)の方が、綺麗にハッキリ観える黄金の月だった。
今日は[関東大震災]から100年、昼と夜二度の黙祷。
『望月もいいが十六夜こそ風流』と、古人(いにしえびと)は言った。満月でなくとも未完成の美を風流とする感性、これこそ素晴らしい美意識だと僕は頷くのだが…
【9月1日19時53分 十六夜】
【9月1日20時00分 十六夜】
今晩の飯は、頂いた山菜おこわとラッキョウ・黒烏龍茶にした。腹一杯になった。
相変わらず食卓は狭く片隅で…
資料作りが終わったら何とか整理しようと思いながらも、ためらいの方が先に立つ。
独り者ゆえにと自分に言い訳(笑)
そういえば万葉にこんな歌がある。十六夜(いざよい)の月の出はこの歌に似る。
〖山の末(は)に いさよふ月を出(い)でむかと
待ちつつ居るに 夜そ更けにける〗(詠人不詳)
●いさよふ→ためらって
意訳(苅谷):山の端に ためらって顔を出してくれぬ月を待っているあいだに、夜も更けてしまった。
◉待ち人なかなか来たらず。待てども約束の時間に電話来ず。
こんな気持ちで待っている恋歌かな…