液晶モニタ交換までだが、何と使い難いのだノートパソコンは 我慢 我慢。

 

キスゲ亜科の多年草カンゾウは、忘れ草ともよばれる。ノウゼンカズラも含め、

僕はこの花の色に魅力を感ずる。

 

『わすれ草』のことをリブログさせて頂いた。

 

万葉時代(下の歌は729年?)は[妻問婚]で、香具山の麓には大伴家の私有地があり、大伴旅人は平城宮から約15Km南のこの地まで妻問いに訪れていた。

九州の大宰府帥(最高位)に赴任して直後に、旅人は故郷の最愛の妻に先立たれた。

その故郷と想いを忘れるが為に、着物の下紐に忘れ草を結びつけたと云う。
 

 忘れ草 我が紐に付く 香具山の古りにし里を 忘れむがため 巻3-大伴旅人
  
 訳 苅谷:
忘れ草を俺の下紐につけた。
             懐かしい故郷、香具山の麓の里を忘れてしまうために。

 

[忘れ草]を下紐ににつける風習は、柿本人麻呂の歌が最も古いと思うが、

歌意と言葉の流れは、現代語訳せずともこの歌の方が優れているように思う。

 

古人(いにしえびと)の心の繊細さは、このような秀歌によく表されている。

人麻呂の長歌にある〝夏草の想ひしなへて偲ぶらむ〟の言葉など、心中を実に見事に

表している。

 

8月2日は満月だった。


【月の出】    

 

 

【20時48分】 

 

月の光で影踏み遊びが出来るほど、輝く満月だった。

 

晩飯