暦の満月は7月3日だが今宵は曇り空、今日が半年の締めくくりの満月となる。

静岡県清水市~東京へと徹夜で飛び回った一日だったが、時の経過に休み無し。

 

雑然たる庭の「八重くちなし」の花も咲いた。兄イの月命日には花一輪を持参しよう。

     

1973年のシングル盤発表から74年・93年の「紅白歌合戦」へと続く大ヒット曲

となった兄イの歌『くちなしの花』、今でもカラオケで皆様に歌い継がれている。

 

暦の上で7月の満月は3日だが、あいにくの曇り空。

左側がほんの少し陰るが、前日2日~3日に至る深夜の月をアップした。

ぬばたまの夜空を渡る満月は、俺の静心(しずごころ)を蘇らせ愛すべき人々への

念を更に深めてくれる。

     

【7月3日0時32分】

 

万葉集に大伴家持が詠んだ月の歌がある。

天平十八年(727)、越中国の国司(今の富山県知事に該当)に赴任して2年8ヶ月

を経た頃の万葉歌である。単身赴任が故に故郷に残した妻を想う歌である。

 

 ぬばたまの 夜渡(よわた)る月を 幾夜経(ふ)と 

           数(よ)みつつ妹(いも)は 我(われ)待つらむぞ
  *数み➔日数を数える

 【語訳(苅谷)】:夜空を渡っていく月を幾夜も経て、指折り数えて彼女は私を待っているだろうに。

 

短夜も更けてきた。小腹が空いたので夜食でも食べるとするか。明日葉があるから

『明日葉ラーメン』にしよう。お前も食べるか? 美味いぞ。