今日の満月を諦め気味に夜空を仰いで車に乗り込んだ。
昨日の晩飯の想いを打ち消すために、今宵は特別旨い焼肉にした。
もう5年近く行ってない焼肉屋だ。
女将さんは沖縄に移住したと3代目の息子が云う。どうも中グスクに近い所らしい。
さてと、キムチの盛り合わせ・舌塩・カルビ・ロース・カルビクッパを頼んだ。
いやいや実に実にウマい!!
帰宅して夜空を仰ぐ、星が瞬いている。ひょっとするとと思うや否や、
南東の畳雲を掻き分けながら、明るく輝く白銅色の満月が姿を現しはじめた。
まるで墨絵のようではないか!!
そしてついに期待した満月がハッキリと浮かび上がった。柏手を打った。
【6月4日の満月22時10分】
下手であろうが何であろうが、ともかく三十一文字にして詠んでみよう。
観るからに 雲居(くもい)に覗く 白銅の
鏡に紛う(まごう) 夜半(よわ)の月かも (俊介)