1645年(延宝3)、将軍は第4代・5代の徳川家綱・綱吉の時代、

長崎に開業した「からすみ」の老舗がある。お土産にその「からすみ」を頂いた。

からすみは、ボラの卵巣を塩漬けし塩抜き後、天日干しで乾燥させたものだ。

「このわた」「塩うに」と並び日本三大珍味の一つだ。日本酒の肴にしか合わない、

と僕は思っている。

断酒して40年を過ぎた。丁度今、我が家に日本酒はない。良かった~~~!!

     

 

お茶を淹れて、からすみに箸を。贅沢なお茶請けだが美味い

心地よい塩味と細やかな粒の舌触り、極尽の旨味という言葉に当てはまる。

 

晩飯に少し残した。しかしだ…米粒とは相性が悪い、飯のおかずにはならない。

地取れの刺身、枕崎の削り鰹節を入れたとろろ昆布の吸物だけで充分。

 

    

 

「からすみ」は、食後のお茶の方が合う。

ここのところ九州産の頂き物が食卓を飾っている。ありがとうございました。