NHKの朝の「博多華丸・大吉」さんの番組で、
コウ ケンテツさんが、芹とモヤシの料理を作った。美味そうだ。
華丸・大吉さんの二人は満足気だ。
今は芹の時期ではないが、あの強い芹の香りと食感が恋しい。
早いおやつを家内に供えた。
あッ、ひょっとしたら!と、友人の安藤さんに電話した。
僕「芹あるか? 芹だよ」
安「何を~? 裏山にあるけど、あれは4~5月だぞ」
僕「料理番組観て芹を喰いたくなったんだ」
安「バカ言ってんじゃねえよ」
僕「何とかして探せよ、根っこから引っこ抜いて」
安「そんなことしたら春に生えなくなっちまうよ。解ってねえなあ、
まあとりあえず視てみるよ、このクソ寒いのに」
彼は考古学者だ。殊に、縄文の翡翠に関しては10本指に入る。
何か頼むと、可能性のある限りデキることはやる。
人助けもしかりだ。この人間性と優しさには頭が下がる。
水芹はまだ無理なので、野芹を探しに行ってくれた。
11時頃、軽四でやって来た。
安「刈り払機で刈った後だから、探すの大変だったよ、全くもう」
落ち葉をかき分け、長い芹だけ抜いて来たと言う。
量は少ないが、これだけ探すのは一苦労の筈だ。有難い。
おまけに、丁寧に洗ってある。
彼が漬けた白菜と沢庵も、ドッサリ持って来てくれた。
しばらく我が家でくつろいだ。
正午前からチラホラ舞い始めた雪、これは確実に積もる。
2時半ごろまで2人で談笑。
庭が白くなった。
安「さあ、帰るぞ。これで当分喰うものあるだろ」
僕「おう、じゃ今度の満月会でな」
家内に゜報告しながら、彼の作った干し柿を供えた。
輪だちが雪で消え始めている。
庭も白くなった。水仙も綿帽子を被って。
さっと湯通し、芹・モヤシ。牛のバラ肉にゴマ。安藤作白菜漬け・
沢庵。そして茹で卵。やはり芹の香りは旬がいい。けど美味い。
我が家は標高286m。安藤さん宅は約350m、雪は深い筈だ。
わざわざ有難う!