少し雪が積もって、白銀の鎌のような三日月が、

 漆黒の空に輝いていました(大晦日05時08分)。

 

 『あけましておめでとうございます』

 皆様にとって最良の年でありますよう お祈り申し上げます。

 

 【新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事】
 (あらたしき としはじめ はつはる けふふるゆき いやしけよごと)
 ※新しい年の初めの、この初春の、今日という日に降り積もる雪のように、

   さあ!吉い事よ、積もり重なっておくれ。  (万葉集巻20 4516番歌 大伴家持)

 

助詞「の」を、4回使用する歌の律動で、最後の吉事が、一層強く表現されています。

万葉集の最後を飾る歌です。