2日間の夕食。一昨日はかぶら寿司・大隅ごぼうサラダ・

卵かけご飯。かぶら寿司はこれで終わり。美味かったなあ、来年のこの時期を楽しみにしような。

      

昨日は高菜おにぎり・大隅ごぼうサラダ・トマトとレタスのサラダ。

このごぼうサラダ、彼岸の入りの9月20日に、裕次郎さんと兄イの墓参の帰路に見つけて食べ始めてからずっとだから、2ヶ月と10日になる。お前は笑っているけど、俺、飽きないんだよ。

      

今日の朝昼食は、北村農園のイチゴだけ。

兄イの月命日だから、いつものように一緒に行こうな。

      

 

薄雲が広がっているけど、陽射しはしっかりと差し込む。

       

「待ってたぞ、苅。オッ、今日は奥方の写真大きいな」

「はい、兄イにしっかり見てもらおうと」

「バカ、毎日会ってるよ」

「でしたねえハハハ、家内、傍に置いときます。

  ちょっと掃きますから」

「好きにしろ、止めても無駄な頑固者」

墓前の敷石はいつものように奇麗だったが、ここ何日か風雨が強かったので、玉砂利の隙間にサワラの葉が入り込んでいて手間が掛かった。

「兄イ、今日の線香の束、いい香りでしょ」

「おう、いつもと違う」

「実は、石原音楽出版にいる女性社員が、家内の霊前と

 兄イの墓前へと言って送ってくれたんです

「有難いなあ、よろしく云えといてくれ、苅」

「はい」

「お前が来る時は、いつも青空が覗くなあ」

「兄イと僕との心ですよ」

「キザナなこと言うな、その顔で」

「やっぱ、似合わないですねえ。言いながらくすぐったかったです。

  兄イ、晩飯寿司にします。家内も暫くだし、僕も食べたいので」

「いいねえ、俺も久しぶりだ」

「決まり!今月はもう一度来ます。裕次郎さんと兄イの誕生日に」

「有難う、でも無理すんなよ苅」

最後に合掌してお墓に一礼した。兄イ、背を向けててください。

後ろ髪引かれる思いですから…

 

銀八鮨で二人の好きなネタを頼んだ。どうぞ召し上がってください。

兄イ、お前も、ほら今夜の月は、また一段と奇麗だ。