片道約680kmの往路は曇り時々小雨だった。

YouTube撮影を兼ねて、キャメラマンの磯貝君との2人旅だが、安達太良のSAでは安達太良山がクッキリと姿を現してくれた。

『智恵子抄』の〝あどけない話〟を思い出しながら詠んでみた。忘れていなかった。家内の写真は敢えて車から降ろさなかった。

アイツの性格は何処か千恵子に重なる。

〝私だんだん駄目になる〟

千恵子と同じ事を言ったアイツを安達太良山には見せたくない。

 

 

花海館に着いた。大女将は家内の写真を降ろして部屋へ。

 

翌日は抜けるような青空、遅いどころか紅葉真っ盛り。

何処か夏のような雲がぽっかり浮かんで空は澄み切っていた。

           

 

 

大湯環状列石(ストーンサークル)は、万座と野中堂の2つの環状列石があり、万座は最大径52m。野中堂は44mある。

様々な形に組み合わせた配石が1単位となって、「内帯」「外帯」と呼ばれる2重の環状配石遺構を構成する集団墓域だ。

中心から北西側の「内帯」と「外帯」の間には〝日時計状組石〟と呼ばれる特殊な配石がある。

縄文時代後期、約4000年前の集団墓・祭祀場。

どんな葬送儀礼や祭りが行われたのだろうか。 

               万座環状列石 

                  配石1単位↑    

             

      

         日時計状組石(野中堂環状列石) 

世界文化遺産に登録されている大湯環状列石。

その促進事業検討委員に任命されているため、

月に1回のペースで鹿角市に行くことになっている。

11月からは路面凍結や降雪の可能性が高く、車は今回が最後になると思う。

 

帰宅。

花海館の大女将にイブリガッコを戴いた。

西郷さんのサラダごぼうを作ろう。

お疲れ様。さあイブリガッコにゴボウサラダ、しば漬けにサラダ。

美味しいなあ、ごぼうサラダは5回分はあるぞ。

朝昼食は竹炭の食パン、ごぼうサラダ。

エビとキャベツの炒めもの汁、イブリガッコ、ごぼうサラダ、

しば漬け、高菜漬け、野菜サラダ。あきないなあ美味しくて。