秋田県鹿角市の大湯温泉。ここに『花海館』という宿がある。

お湯はやや熱めの弱食塩泉で実に身体に馴染む。13世紀頃からの歴史があり加水も加温も一切無し。無論、シャワーもカランも天然泉。ここは僕の「隠れ宿」でもあるが、料理も美味過ぎつい自慢したくなる。大女将は美大出身でユニーク、しかも老いて尚盛んなり。息子は考古学者で彼もユニークで僕とも親しい。

そこから米が送られてきた。『淡雪こまち』 

今日から我家の御飯はこのお米だ。

「水加減をやや少なめに」とのこと、夕食が楽しみだ。

朝昼食は毎度おなじみバタートーストにイチゴジャム。今日のおかずは、キャベツ・厚切りベーコン・溶き卵の炒め物、いつものサラダと紅茶。盆を霊前に持っていく前に流し台で撮った。

食後の果物はリンゴにレモンティー。

3時のおやつは練乳をたっぷりかけたイチゴ。食べた後、口の中がサッパリするように家内の好きなオロナミンCを添えた。

いよいよ初めての『淡雪こまち』を炊く夕食だ。水加減を少なめにして電気釜のスイッチ、オン!「47分待つのだぞ」

その間ほうれん草を茹でて水を絞り、4つ切りしてカツオ節を振り掛け醬油適量。買っておいた昆布醤油干しの鯖を、アルミホイルに包んで焼ながらサラダを作り、これも買っておいたヒジキ豆煮を小皿に少々盛る。ご飯が炊けるまで後7分。

ピーピーピー、OK! 後は、御飯をかるく注いで湯吞み茶碗に御茶を入れ、霊前に持っていくだけ。

その後、僕が口にした御飯は冷めてはいるが旨い。オコワのような歯応えがして甘味がある。これが新種『淡雪こまち』か!

花海君よ、有り難う。独りだから当分味わえるぜ。

夜のおやつはマカダミアナッツチョコとバッカスチョコ、今日はマグカップじゃなくティーカップにした。貴兄と御家族に敬意を表す意味で。 

深夜のおやつはアラレ「味のこだわり」とお茶を供えた。

家内の納骨が終わり、コロナが収束したら必ず行くからな。

美味い料理に舌鼓を打ち、身体を癒せる天然温泉に入るために・・・