新型コロナウイルスの3波が猛威を振るい始めたようだ。

終息の兆しさえあれば、古代史・考古学を判りやすく説明しながら奈良県の「山辺の道」を訪ねていたのだが・・・

僕は、役者とは別に民間考古学者としての顔もある。もう30年程前になるだろうか、

古代史好きの人達の集う「考古見聞会」というコミュニティを主催した。

コロナ騒動さえなかったら、平均して70人程の方が講座に参加し、皆、生き生きした顔で席に着く。70代の方も若者のように目を輝かせて実に楽しそうだ。

15分の休憩を入れて2時間の講座だが、講座の中心となった地には必ずバス旅行に行く。長い時は3泊4日の場合もある。北海道から九州までずいぶん旅したものだ。

不思議なことに、古代を見る眼が養われると、豊かな人間性となって表れる。皆、和気あいあい。そして和やかだ。僕は「開催してよかった」と思っている。

いつかまた、写真のように山辺の道を歩きながら古墳巡りをしたいものだ。