20年ほど前に撮った写真だが、明日香村にはこんな風景が一面に広がっていた。

散策する人を優しく古代に誘う、心温かい[オモテナシ]だ。

「無機的で心の闇社会」のいま、言葉よりも、こんな風景の方が大切なのではなかろうか。

やがて水田になり、秋には黄金の稲穂が迎えてくれる。

長年培ってきた在地の農家の方々の営みは、無言という言葉で、

そのまま明日香村飛鳥の[オモテナシ]だ。