毎日、大毎オリオンズで活躍され、引退後はジャイアンツのコーチ、スワローズの監督をされた荒川博さんが、お亡くなりになりました。86歳でした。
2リーグ分裂直後のプロ野球センスが、またもや鬼籍に入られてました。
夏場に体調を崩されたと、どなたかのブログで書かれておりましたが、病気が悪化したんですね。
荒川さんと言えば、王さんの一本足打法を誰しもが思い浮かべるでしょう。
入団数年はどうしてもプロの球に振り遅れてしまってた、王さんだったのですが、「だったらスイングの途中で構えてればいいじゃないか」というコロンブスの卵的な発想で生まれたのが一本足打法。
荒川道場での特訓はあまりにも有名ですよね。
練習見学に来て最初は笑いながら見ていた広岡さんらが、あまりの気迫に最後は正座をして凝視していたというエピソードもあります。
荒川さんの打撃理論と、王さんの努力によって完成された一本足打法。
それでホームランを量産するバッターに成長したのだから、王さんというか日本のプロ野球史において、運命的な出会いだったのですね。
ジャイアンツ球場で良く会う、おっちゃんが「これから荒川さん所にサイン貰いに行くんだよ」と言って、翌日本当にサインを貰ってきてました。
それくらい気さくな方だったんですね。
TTMで返信をいただいた方も多いと思います。
荒川さんのご冥福をお祈りいたします。