野間口選手と高木康選手が自由契約となりました。
両選手とも怪我のため、来シーズンの登板が見込めないためです。
ですが退団ではなく、育成選手として契約するようです。
去年の脇谷選手と同じですね。
出場できない選手が支配下選手枠に入っていても仕方ないので、不測の事態に備えて支配下選手枠に空きを作るという戦略上の考え方は理解できますが、育成制度っていうのは本来そういうものじゃないと思うんですよね。
本来なら学校卒業後は社会人野球に進むのですが、不況の影響で野球部が廃部になった企業が多々あるため、野球を諦めざるを得ない人が増え、有望な若手が埋もれていくのを防ぐために作った制度だったはず。
人材発掘のための制度だったはずなんですがね。
でも、明確なルール違反じゃないし、支配下選手に枠を作れる球団側には嬉しい、選手側も給料の上限があるわけではないし、来季の身分は保障されるので思い切って手術に踏み切れるという利点もがあるので、誰も損をしない状況じゃないかと思います。
ただ、育成選手については年金の対象にならないので、選手にとってマイナス材料はありますね。
いっそのこと、故障者リスト制度を導入すればいいんじゃない?
メジャーみたいに短期間じゃなくて、1年単位の長期間もOKにして、リハビリ中の選手は支配下選手枠に含まず、追加しても良い。
ただし申告した期間は怪我が治っても支配下選手として登録できない・・・とか。
更新も3回まではOKとか。
でも、故障者リストに入ってる間は身分は保証するから、その期間も年金受給の対象になるよとか。
そろそろ、名称変更とか人数制限とかを含め、議論する余地はあるんじゃないでしょうかね?