C:020 000 000:2
G:000 101 10x:3
勝:山口 1勝
負:横山 1敗
S:西村 1S
CSファイナルステージ、ジャイアンツが逆転勝ちで勝利を収めました。
なんか、終始ひやひやしながら見ていたような気がします。
カープは勢いがあるというよりも、なんか幸運の女神でもついているような、そんな神懸かり的な何かを感じました。
試合序盤はとにかく『え?』という場面が非常に多かったように思えます。
特に、2回の先制の場面などは、バント処理をできなかった内海選手が悪いとか、ホームに悪送球をした村田選手が悪いとか、そういうのでは無く、不運が重なった挙句の失点という感じがしました。
その流れを断ち切ろうとしたのか、4回ウラの満塁の場面で、内海選手に代打を送るという、思い切った采配を見せましたが、功を奏したようには思えませんでした。
内容が良くなかったとはいえ、エースを早々と下げるのは、納得が行きませんでした。
6戦までもつれれば、おそらく6戦目の先発は内海選手です。
その時のピッチングに影響が出るのでは無いか?
内海選手の不満そうな表情から、自己犠牲の精神とほっておかずに、ちゃんと説明してケアをした方が良いんじゃないか?と下世話ながら感じました。
とはいえ、あの場面での代打というのは、短期決戦という舞台では、ありうる戦術だとは思いました。
とにかく神懸かっているカープの勢いを、なんとか止めなくてはいけない。
ここで同点に追いついておかなくては、カープに行った流れを引き戻すことができない。
全体的な流れを考えた上での原監督の決断だったと思います。
失敗すればカープに完全に流れを持っていかれる、大博打ともなり得る決断・・・
結局、代打は失敗し、その後もカープが押せ押せでした。
でも、ジャイアンツが少ないチャンスをモノにして逆転勝ちを収めることができました。
シーズン終盤、あと一本が出ない場面が多々ありましたが、今日はあと一本が出ました。
もしかすると、原監督の決断で何かが変わったのかもしれないですね。
選手達に危機感が生まれたのかも知れません。
まったく打てる気がしなかった坂本選手にホームランが出たのも、わずかながら神懸かり的な何かがジャイアンツにも左右したのかも?
ジワジワと原マジックが作用したような、そんな感じがしました。
結果オーライ的な勝利だったとはいえ、勝ちは勝ちです。
カープはタイガース戦と何かが変わったとは思いませんし、タイガース戦の勢いそのままだったと思います。
それでも勝てなかったということで、カープ側に焦りが出てくるのでは無いか?と思います。
シーズン前半にジャイアンツに勝てなかった時の気分になるのでは?
明日の先発は、G:菅野選手とC:前田選手でしょうか。
前田選手から点を取るのは至難の技です。
菅野選手が自滅しなければ、投手戦になると思います。
菅野選手には相手を意識せず気負わずに、自分のピッチングをして欲しいと思います。
とにかく、今日の勝利でジャイアンツはかなり有利になったことは間違いありません。
残り5試合を2勝3敗でいいわけですからね。
それが慢心にならなければ、一気に行きそうな、そんな気がします。