打点というのは、誰がホームベースに還したかということになり、勝利への貢献度として表彰制度があります。
一方で、得点というのは、「自分が塁にいる時にどれだけホームに帰って来たか」ということで、プロ野球では、あまりクローズアップされない記録で表彰もないため、馴染みが少ない方も多いのでは?
今回、脇谷選手が王さんの連続試合得点記録を、47年ぶりに更新して一躍クローズアップされました。
普段は、トップバッターが目標としてあげることが多い数値です。
1番が塁に出て、2番が送って、3番、4番でタイムリー!
どこぞの歌のようですが、これが野球の理想的な形なんです。
ホームラン以外では、自分で得点を付けることはできず、後続の選手が如何に打点を上げるかに掛ってきます。
だから、すぐ後ろに打点能力の高い選手がいる上位打線の方が、得点を稼ぎやすいです。
脇谷選手の場合、8番(新記録時は7番)での達成でしたので驚きです。
ホームランバッターでは無いので、自分で得点をつけることは少なく、脇谷選手が出塁すると後続がタイムリーを打っているということになります。
つまりチャンスメーカーとしての役割を担っているということです。
それよりなにより、13試合連続で出塁しているということもスゴイことなんですよ。
全打席凡退という試合が無いわけです(記録上はあるかもしれません(*1))
*1:例えば、ランナー1塁で、内野ゴロで1塁ランナーがアウト、打者がセーフになった場合、記録上はアウト(凡退)になります。一方で、その打者が走者としてホームに還れば得点がつきます。
さて、連続試合得点記録ですが、セ・リーグ記録が14試合連続です。
つまり、今日、得点がつけばセ・リーグ記録に並ぶことになります。
ちなみに、プロ野球記録は小笠原選手がファイターズ時代の2001年に達成した17試合連続です。
昨日の打順だと、8番に打点能力の高い阿部選手がいるので、スコアリングポジションに進めば、まだまだ記録更新の可能性が高いです。
変に意識せず、野生体で臨んで欲しいです(^^)